感想を綴るだけのブログ

書籍からアニメまで

MENU

さくら荘の絆~さくら荘のペットな彼女3~

スポンサーリンク

 今回は、『さくら荘のペットな彼女3』について、感想を綴ります。(注意:ネタバレあり)
 さくら荘の3巻目です。

 

前回までのあらすじ

  さくら荘に新たなメンバーが加わりました。超が付くほどの真面目女子、青山七海がさくら荘にやってきました。そんな彼女は、空太とましろの関係を正そうと、ましろ当番を引き受けます。しかし、バイトに稽古に学校と忙しく過ごす七海は、発表会当日、体調不良の中、参加します。当然、足を引っ張り、結果は散々。それを励まそうと、仁と美咲による、学校のプールで歓迎会を開きます。青春を謳歌しています。

 そんな中、空太も挫折を味わいます。ゲーム制作オーディションの書類選考に受かり、プレゼンをしました。そこで、緊張から上手くいきませんでした。さくら荘に戻ってから、空太は、ましろにきつく当たります。しかし、何だかんだで空太は立ち直り、努力する楽しさを知るのでした。

 

波乱の予感

  夏も終わり、新学期のある日、空太は起きると、部屋の模様が変わっていました。宇宙人こと、美咲による「にゃぼろん」が一面に書かれていました。
 起きたら、模様替えって「むごい」ですね(笑)
 文化祭でこの「にゃぼろん」をやる事になったのですが、物語の説明に3日かかるのは、笑えますね。さすが、宇宙人って感じ。
 メンバーがあまりにも綺麗に揃っていて、鴨志田先生は、これをやりたかったのか?と感じました。青春・友情(絆)・恋愛・挫折って具合に(笑)

 空太たちが、出し物について、練っている時、外国からお客さんが訪ねてきました。イギリスでましろ当番だった、リタです。この時点で、波乱の予感ですね。来て早々、

「今すぐ、私と一緒にイギリスに帰ってください」

 という感じで登場。まるで、ボスキャラみたいですね。

 

青春くさいがそれがいい

  鴨志田先生は、これを書きたかったのかなぁと思いました。リタがましろの代わりになれなくて、挫折感を味わい、さくら荘のメンバーで出し物を作ります。青春っぽい感じが出ています。そして空港にて、空太がましろを引き留めて、恋愛要素。これらが良い味出ていると思います。
 青春くさいが、それが良いですね。さくら荘の全てが凝縮されていると思います。ぶっちゃけ、この巻だけでも読んでもらいたいぐらいです。
 ひとつ突っ込みどころがあります。それは、龍之介が「何者だよ!」ってことです。機材諸々、企業から拝借できるのはすごいです。もう、チート過ぎます(笑)
 

 天才と比べられると、自分の弱さや無力さを知るものです。圧倒的な才能の前では、努力は無駄に思えてしまうものです。リタが味わった挫折感って、誰しも味わう気がします。小・中・高・大と、それぞれ周りには優秀な人がいるものです。そんな中、自分の好きな事やモノで圧倒的な差をつけられたら、そりゃあ、ダメになります。読んでいて、ちょっと辛くなりました。

 

お気に入りの場面

 

「娘が男の子に抱きしめられているのを見るのがこれほど不愉快なものだと思わなかったよ」
「なっ、そ、それは、その……すいません」
「君は?」
「か、神田空太と言います。椎名とは、寮が一緒で」
「わたしの飼い主よ」
「ちょっと待て、お前!」
「ほう」
「ほうじゃなくて、お父さん!」
「誰がお父さんかね」

  これは、読んでいて笑いました。テンプレですけど、面白いです。シリアス展開からのラブコメ要素は良いですね。ましろのお父さんが、めちゃくちゃ威厳ある感じですね。さぞかしダンディーなのでしょうね。この後の、龍之介とリタの一幕も印象的でした(笑)

蛇足的な感想

  友情、挫折、文化祭などの『青春』が凝縮されたこの巻は、読んでいて面白かったです。誰もが経験した事がある挫折は、リタの心情を理解できるはずです。圧倒的な才能の前に自分の無力さを自覚した時の、思いを味わえます。いや、挫折感なんて味わなくてもいいのかもしれませんが(笑)

 

 

 是非、皆さんも手にお取り下さい。

こちらもおすすめ