三流大学、理系学生が読んだ書物を語る

三流大学、理系学生が読んだ書物を語る

MENU

姉妹のお話~青春ブタ野郎はシスコンアイドルの夢を見ない~

スポンサーリンク

 今回は、『青春ブタ野郎はシスコンアイドルの夢を見ない』について、感想を綴ります。(注意:ネタバレあり)
 青春ブタ野郎シリーズの四巻目です。

 

前回までのあらすじ

  理央が2人に分離していた問題を解決し、理央と咲太と国見は、親友としての絆を深めた。そして、咲太と麻衣は、ラブラブな二学期を過ごすかと思いきや…。マンションから出てきた麻衣から「あんた、誰?」と非情な言葉を投げかけられる。

 

入れ替わった姉妹

  麻衣と妹の豊浜まどかは『思春期症候群』によって、入れ替わってしまった。まどかは、アイドルでそこそこ売れている。しかし、姉の麻衣に比べると…。小さい頃から何かと比べられてきて、劣等感からくる「思春期症候群」によって入れ替わった
 誰しも劣等感を抱くのは、一度はあるもの。頭の良し悪しや運動の良し悪しなど。しかし、劣等感を抱くと同時に、自分の存在意義もあやふやになる。まどかは、この「存在意義」があやふやになって、「思春期症候群」を発症させた。 

 

お気に入りのシーン

 「桜島先輩と、ケンカしたんでしょ」
 「お前はなんでうれしそうなんだよ」
 朋絵の両方のほっぺたを摘まんで引っ張る。
 「いたい、いたい!」
 後ろに下がって、朋絵が逃げる。
 「顔、伸びるじゃん!」

 麻衣とまどかに全く関係ないです(笑)
 個人的に、好きな朋絵が最大限に可愛いと思ったところです。この後の下りで、「さんのーがーはいっ」ってところも良いですよ。めちゃくちゃグッときました。IFストーリーで朋絵との恋愛出ないかなと思ってしまった程です。

 

思春期症候群の考察4

 結論から言って、「思春期症候群」は人の感情が作りだす症状ですね。今回の話でハッキリとしました。特に、負の感情のとき、発症するようですね。作中で理央が「量子世界が~」なんて仮説を述べています。難しい話は置いといて、量子世界は、人間が現象を認識した時、0か1の状態を判定できるという、面白い側面があります。これと一緒で他者から認識された時に、「思春期症候群」は発症するのかなと思います。

 

蛇足的な感想

 今回もさくら荘の面々が登場しましたね。ファミレスで総一郎がはうはうにプロポーズしたのは、驚きました(笑)
 こういうところも読んでいて面白いですね。さくら荘の他の面々もどんどん登場して欲しいですね。楽しみです。


 物語の軸として「思春期症候群」があります。その周りに、かえでの過去や家族との確執があります。今回は、少し進展がありました。まさかの咲太の親父が登場。普通の感じで、会話が進み、何かイベントでも起こるかなと思ったらそんなことはなかったです。

 

 咲太が「親ってどんな気持ち?」と聞いた場面

 「ひとつだけ白状すると、咲太が産まれて父さんも母さんも大騒ぎだった」

 と応えています。普通に良いお父さんじゃん、かえで、咲太と何があった…。と思いました。

 

 是非、皆さんも手にお取り下さい。

こちらもおすすめ