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独断と偏見~森見登美彦のおすすめ小説5冊~

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 森見登美彦のおすすめ小説を5冊紹介します。独断と偏見に満ちたおすすめなので、ご了承下さい。

 

 

1.夜は短し歩けよ乙女

 

 何と言っても、森見作品の代表的な作品である、『夜は短し歩けよ乙女』は断トツで一番面白いです。冴えない大学生が、後輩の黒髪の乙女に恋して、ストーカーちっくに求愛するお話です。


 というよりも、もはやストーカーそのものかもしれません(笑)


 四条河原町先斗町、学祭など、どこでも輝きを放っている黒髪の乙女を中心に、様々な出来事が起こります。そのどこにでも首を突っ込む「私」には、腹抱えて笑うことでしょう。電車・図書館などの人の目があるところで読む時は、お気を付け下さい。


 ちなみに、この本を読むと必ずと言ってもいいほど、「ムーンウォーク」に行きたくなります。もしかしたら、黒髪の乙女がいるかもしれないですからね。

 

 

 

2.有頂天家族

 

 こちらも言わずと知れた有名な作品です。京都が舞台で『狸』が活躍する物語です。矢三郎は、下神総一郎が三男、いたずら好きの狸です。そんな狸とその周りの狸と天狗と人間がどんちゃん騒ぎする物語です。しかし、ただどんちゃん騒ぎするのではなく、その裏には、「家族愛」がテーマとしてある様に感じます。

 

 テーマが家族愛なだけに、穏やかな物語だと思っては間違いです。とにかく、登場人物たちがみんな濃いです(笑)
 狸や天狗は序の口で、しまいには鬼も出てきます。そんな濃い中にもちゃんとヒロイン枠はあります。

 

 個人的には、このヒロイン枠のキャラが好きです。「海星」という矢三郎の許嫁です。ツンデレな感じが個人的には、すごく可愛いです。

 

 海星の兄貴たちである金閣銀閣と矢三郎の言い合いも面白いです。是非、読んでみて下さい。

 

 

 

3.ペンギン・ハイウェイ

 

 とある地方に、ペンギンを使役するお姉さんがいます。そのお姉さんに憧れる「ぼく」とお姉さんの物語です。


 こちらもSFチックな物語ですが、とても面白いです。有頂天家族」が「家族愛」がテーマに対して、『ペンギン・ハイウェイ』は、「ぼく」の「成長」にあるように感じます。


 物語の冒頭「ぼく」の気持ちから始まるのですが、もう冒頭が秀逸過ぎて、ただただ凄いとしか言えないです。個人的には、一番好きな冒頭です(笑)


 そして、物語の終幕もきれいな終わり方です。冒頭と終わり、「ぼく」がどのように成長したのか、注目してみて下さい。

 

 

 

4.四畳半王国見聞録


 短編連作でどの物語も面白いです。四畳半神話大系の人物が登場したり、妄想的数学で彼女を証明する学生や大人なビデオを自由自在に操れる学生など、とにかく、個性的な登場人物たちが、物語を進行させます。 


 森見作品は、くせが強いですが、やはり何とも言えない面白さがありますね。登場人物たちは、大学生らしいくだらない事を考えながら青春を謳歌しています。もちろん、舞台も京都です。嵐山でのすれ違いなど、面白く読めます。

 

 続編が出たら嬉しいなぁと思う作品の一つです。是非、皆さんも読んでみて下さい。

 

 

 

5.恋文の技術


 この現代では、珍しい「文通」を元にした物語です。「文通武者修行」と称して、友人・先輩・妹などへ大量の手紙を書き始める様は面白いです。

 

 森見作品の面白さは、好きな人に対する「意識」が面白いベクトルで表現されているところです。森見ワールド全開で、物語が進行していきます。こちらも真面目に読んでいると、どこかで笑ってしまいます。読むところは注意してください。

 

 ちなみに、一番面白いのは「第五話:女性のおっぱいに目のない友へ」です(笑)