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秀逸な冒頭~四畳半王国見聞録~

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 今回は、森見登美彦の『四畳半王国見聞録』について、感想を綴ります。

 

はじめに

 著者は、森見登美彦さんです。「有頂天家族」「太陽の塔」などで有名な方です。

 

森見 登美彦(もりみ とみひこ、1979年1月6日 - )は、日本の小説家。
出典:森見登美彦 - Wikipedia

 

こんな本です~「四畳半王国見聞録」~

 語り部の余の独特な物言いから物語は、始まります。四畳半神話大系の続編的な物語ですが、短編集です。浴衣の男(樋口)や黒髪の乙女や淀川教授が出てきます。一体、この物語は、何が言いたいのだろうかと思わずにはいられない内容となっています。

 

秀逸な冒頭

 諸君!
 諸君と言っても誰しもいないのだが、
 しかし全ては断じて諸君と呼びかけよう。

 

 こんなにも秀逸な文章で物語が開幕します。短編連作でどの物語も面白いです。妄想的数学で彼女を証明する学生や大人なビデオを自由自在に操れる学生など、個性的な登場人物たちが物語を進行させます。

 

 森見作品はくせが強いですが、やはり何とも言えない面白さがありますね。登場人物たちは、大学生らしいくだらない事を考えながら青春を謳歌しています。もちろん、舞台も京都です。嵐山でのすれ違いなど、面白く読めました。こんなにも京都を魅力的な舞台にしてしまうのは、すごいですよ。

 

 何はともあれ、淀川教授も出てきたりとサブの登場人物たちも面白い掛け合いをしていたりします。ここも面白く感じる要素の一つです。淀川教授の狸愛はすごいものです。また、詭弁論部の面々も登場をしていたりと、ここも面白いです。結局、どの登場人物も濃いメンツです。

 

名言を読まずして何を楽しむ

 『四畳半王国見聞録』では、数々の名言?も生まれています。そんな言葉遊びのような所も面白さでもあります。ボキャ貧な私にとって、今後のブログに使えそうな言葉のオンパレードでした(笑)

 

 例えば、

男女の関係には、三種しかない。
恋人か、赤の他人か、奴隷だ。

 
 もはやこれは、名言としか言いようがないですよ。赤の他人ってところで思わず吹いてしまいました。電車で読んでいたので、周りの人からの目がやばかったです。(笑)
 それぐらい、ツボに入りましたね。これ以外にも名言?ぽい何かが多くあります。森見ワールド全開です。程よい下品なネタとその掛け合いはまさに森見作品って感じです。良い意味でですよ。

 

蛇足的な感想

 願わくば、映像化してほしいですね。ペンギンハイウェイや夜は短し歩けよ乙女有頂天家族四畳半神話大系など、多くが映像化されているので、ちょっと期待しています。

 

  それにしても、妄想的数学で彼女を証明する学生ってすごくないですか?才能の無駄遣いってこのことを言うのではないでしょうか。何よりも証明してしまった事がすごいですよね。あほらしいけど、面白いです。良く証明する気になったよなと思います。某大学では、超妄想的数学で証明する人がほんとにいそうですよね。(笑)

 

  是非、皆さんも手にお取り下さい。

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