三流大学、理系学生が読んだ書物を語る

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独断と偏見~中・高校生におすすめの小説5冊~

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 学生の内にぜひ、読んでおきたいおすすめの小説、5冊を紹介します。

 

 

1.秘密の花園

 

 言わずと知れた名作、バーネットの『秘密の花園』です。インドで両親を亡くしたメアリがイギリス、ヨークシャーに住む叔父に引き取られ、従兄弟のコリン、ディコンに出会います。3人は仲良くなり、叔父の屋敷にある「秘密の庭」を見つけます。長らく手入れがなされていなかった庭の再生をしていきます。


 メアリの取り巻く環境が変化していく様子が心温まります。古典なので、歴史的な背景も想像して読むとより楽しめると思います。

 

 

 

 

2.桐島、部活やめるってよ

 

 衝撃的なタイトルでインパクトがありますね。朝井リョウの代表的な著書の1つです。バレー部の桐島が、突然部活をやめます。そこから、桐島を中心に部活も立場も全く違う5人に小さな変化が起こり始めます。校内での、「小さな変化」が織り成す群像劇です。

 

 個人的には、映画とセットで読むことで、それぞれの立場、取り巻く環境、感情が理解しやすいと思います。

 

 

 

 

3.パレード

 

 吉田修一の『パレード』です。都内の2LDKマンションに暮らす男女4人の若者たち。ある日、そこに自称夜の仕事をするサトルが加わり、小さな波紋が広がり始めます。「上辺だけの付き合いなんだ」そんな上辺だけのチャット板のような共同生活を過ごす5人の群像劇です。

 

 衝撃的なラストで終幕する物語です。個人的には、1番驚きました。吉田修一らしいサスペンスのような面白さもあり、おすすめです。

 

 

 

 

4.砂漠

 

 「アヒルと鴨のコインロッカー」、「重力ピエロ」などで有名な伊坂幸太郎作品、『砂漠』です。何事も鳥瞰する北村は、新入生同士のコンパで、4人の学生と出会う。軽薄な鳥井、不思議な力を持つ南、美人の東堂、どこまでも熱い西嶋、そんな5人の学生が織り成す物語です。

 

 砂漠の一番面白いところは、ちょっとした奇跡が起こり、心がほっこりするところです。そして、何よりも西嶋がめちゃくちゃ面白いです。強烈なキャラだけど、憎めない奴です。是非とも西嶋の良さを知って欲しいです。

 

 

 

 

5.神田川デイズ

 

 豊島ミホの「神田川デイズ」です。童貞達がテストをほっぽり出して漫才をやり始めたり、周囲に馴染めない新入生が、声をかけられた団体で、自分の居場所を見つけたり、陽キャラで一見悩みなんてないように見える奴が、意外と繊細な人だったりと、その誰もが主人公です。ある大学で織り成す短編連作です。

 

 この物語が生まれた頃は、陽キャラ、陰キャラなどの言葉がなかったかもしれません。しかし、この物語は、そのような単語で人を括るのではなく、物語で上手く描いてます。これから青春を謳歌したい人、今青春を謳歌している人、過去、青春を謳歌した人におすすめの一冊です。