三流大学、理系学生が読んだ書物を語る

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『嗜む』楽しみが増えた~ウイスキーの科学~

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 今回は、『ウイスキーの科学』について、感想を綴ります。

 

はじめに

 著者は、古賀邦正さんです。サントリー入社後に、研究の道に進まれた農学者です。

 

1944年生まれ。1969年東京大学理学部卒業、サントリー(株)入社。中央研究所にてウイスキーの貯蔵・熟成の研究に10年余り携わる。その後、食品の機能性などの研究・開発に従事。1999年より東海大学開発工学部教授、2012年より放送大学客員教授を経て、一般財団法人自然環境研究センター客員上級研究員(非常勤)。農学博士。「「総体的調和」という見方・考え方」で2007年度文理シナジー学会学術賞。
出典:古賀 邦正 KUNIMASA KOGA | ブルーバックス

 

こんな本です~「ウイスキーの科学」~

 ウイスキーの歴史、日本のウイスキー、海外のウイスキー、蒸留法、種類など、多くの知識が紹介されています。そして、「ウイスキー」全体の奥深さを知ることができます。ウイスキーを飲むとき、つい話したくなる知識が紹介されています。

 

ウイスキーって奥深い

 ウイスキーは、奥深いです。蒸留の工程として、ほとんどが人の手を離れて、自然発酵に委ねます。樽の点検や温度調節などを除いて、人が介入できる工程がほとんどありません。そんな中、美味しいお酒がきてしまうのが、「ウイスキー」です。

 

 これって、すごく奥深いですよね。様々な条件がありますが、最も重要な工程は、人の手を離れて、自然に委ねる。昨今は、どの分野でも機械化が当たり前の中、この様な方法でしか美味しいものができないのは、奥深いと思います。

 

 ウイスキーの歴史から始まり、蒸留法、種類、豆知識、疑問など、広く『ウイスキー』について、紹介されています。普段、気にしていなかった蒸留法などは、興味深かったです。

 

日本のウイスキー

 本書を読むまで知らなかったのですが、日本のウイスキーが近年では、人気だったんですね。(苦笑)
 有名なコンテストでお墨付きを貰っていたんですね。高いウイスキーは飲まないので知りませんでした。いつかは飲んでみたいものです。

 

興味深い『酵母の働き』

 特に、興味深かったのは、酵母が酸素が少なくても、活動している点です。真空とまではいかなくても、酸素がないと普通は活動できなくないか?って疑問に思いました。詳しい仕組みは本書や専門書に譲るとしますが、酵母の研究は面白いと感じました。時間を見つけ次第、調べてみようと思います。

 

『樽』の神秘さ

 同時に、『樽』の神秘さにも驚きました。樽が熟成に大いに影響しているという事を初めて知りました。樽は単なる『入れ物』としか思っていませんでした。恐るべし、樽って感じです。構造式がちらほらと出てきて、こんなのあったなぁってなりましたが、何となく理解できた気がします。

 

 本気で理解しようとすると、色々と化学反応を追わなければならないので、ちょっとキツイです。高校の化学を最後に全く勉強してないので…。

 

人<自然

 ウイスキー全体を見渡すと、人の手が加えられる割合ってすごく小さいです。これってすごいですよね。自然の力が主に旨味を形成していくってことです。また、人の手が加えられていない方が、美味しくなるってところが面白くもあります。ほんと、発酵ってすごいですね。

 

最後に 

 本書を読み終えて、『ウイスキー』の奥深さに驚きました。普段、何気なく飲んでいるウイスキー、その裏側を知り、ますます好きになりました。普段、気にしないような裏側は面白くて興味深かったです。

 

 是非、皆さんも手にお取り下さい。

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