今回は、アニメ『宇宙よりも遠い場所』について、感想を綴ります。(注意:ネタバレあり)
はじめに
『宇宙よりも遠い場所』は、主人公の玉木マリ(キマリ)たちが、南極大陸にいくまでの青春アニメです。
『宇宙よりも遠い場所』はマッドハウス制作による日本のテレビアニメ作品。略称は『よりもい』。2018年1月から3月まで、AT-X、TOKYO MXほかにて放送された。
出典:宇宙よりも遠い場所 - Wikipedia
あらすじ
高校2年生の主人公・玉木マリ(キマリ)は、入学する頃に抱いていた「青春する」という言葉を思い出します。今だに、青春らしいことができていない事に気づきます。マリは、そんな自分を変えようと試みます。でも結局最後は不安になり、途中で諦めてしまう。そんな中、小淵沢報瀬が落とした100万円を拾い、「南極大陸」を目指す「青春」が始まります。
神アニメを知っているか?
この『宇宙よりも遠い場所』は、神アニメです。どこまでも真っ直ぐな主人公たちが、目標を達成するために全力を尽くす。見ていて、こちらも感情移入してしまいます(笑)
なんと言っても、南極へ行くと決めたらそこに向けて全力で努力する姿勢が良いですね。むちゃくちゃな事もやってます。とんとん拍子な部分があります。しかし、それを含めて面白いです。このアニメが『神アニメ』だと感じたのは、今どきでは珍しい「熱い」想いがあるからです。何としても南極大陸に行くんだ、という熱い想いがとても良いです。
高校生の時なんて、部活かバイトか予備校のどれかが大抵の人に当てはまる日常です。しかし、彼女らは、そのどれにも当てはまらない『南極に行く』という選択肢を選びました。これってフィクションでもすごいことだと思います。無数にある選択肢から部活、バイト、予備校以外を選ぶ意志に憧れます。そして、カッコイイ。
がむしゃらさが眩しい
結果として、簡単に高校生たちが南極に行けるのはどうかとして、行けそうにない高校生たちが、がむしゃらにもがく姿が描かれていたところも楽しめました。プロセスって大事だなあと感じました。(ひたむきな努力も大事だと思います)
なぜ南極に行きたいのか、そのために必要なことは何なのか…、などを明確化しているのは、見習いたいと思います。そして、実行する姿勢も見習いたいですね。高校生でこの姿勢を身に付けているって最強ですよね。
お気に入りの場面
お気に入りのシーンとして二つあります。一つ目は、主人公の玉木マリが、決意して『南極に行く』と告げるシーンです。真っ直ぐで可愛いと思いました。
そして、二つ目は、小淵沢報瀬が南極に降り立った時に「ざまあみろ。」って放つところです。凄く、スッキリとしました。周りから『南極少女』なんて馬鹿にされて、それども成し遂げた姿に感動しました。このシーンが一番好きなところと言ってもいいぐらいです。
今までの自分とは決別した感じが良かったです。フィクションだとしてももっと応援したくなりました(笑)
タイトルの由来が意外と面白い
話は変わって、タイトル『宇宙よりも遠い場所』 ってイイですよね。
タイトル名は2007年に昭和基地に招待された元宇宙飛行士の毛利衛が「宇宙には数分でたどり着けるが、昭和基地には何日もかかる。宇宙よりも遠いですね」と話したことに由来する。
出典:宇宙よりも遠い場所 - Wikipedia
だそうです。
毛利衛さんが言うと、カッコイイですね(笑)
宇宙にも行って、南極にも行けてしまう毛利衛さんはやはりただ者ではないですね。どちらも行きたいと欲張りなことは言いませんが、どちらかには、死ぬまでに行ってみたいものです。
蛇足的な感想
それはそうと、南極に行くまでの道のりって、大変なんだなぁと思いました。
特に、船で揺れるシーンは、キツそうだなと思いました。四六時中、揺れて、寝ることも出来そうにないって、つらいですね。「大変なんだなぁ」とそれ以外の言葉が見つかりません(笑)
是非、視聴してみて下さい。