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【感想】そして僕等の初恋に会いに行く

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 今回は、『そして僕等の初恋に会いに行く』について、感想を綴ります。

 

はじめに

 著者は、西田俊也さんです。「恋はセサミ」「世界でいちばん淋しい遊園地」などで有名な方です。

 

西田 俊也は、小説家。奈良県奈良市生まれ。
出典:西田俊也 - Wikipedia

 

あらすじ

 中学の文化祭で、初恋の告白を撮ったドキュメント映画を上映した雄也たち。10年後、井田の頼みで、行方不明になっている映像を探し始める。中途半端に終わった初恋と向き合うきっかけになった雄也は、もう一度会いたいと思い始めます。

 

初恋のお話

 甘酸っぱい初恋の物語です。中学時代、雄也は友達の翔と同じ人を好きになります。初恋だった相手に想いを告げることなく、翔が告白することを手伝います。「中途半端な恋」が10年経っても心残りでした。

 

 やり直そうとする雄也は、ふとしたきっかけで森山さんの現在を知ります。最後は、想いを告げて過去と決別します。甘酸っぱいというよりも苦い初恋との決別のお話だと言えます。「初恋は成就しない」という言葉からして、結末は苦いです。ただ、雄也は婚約相手と向き合い、物語が終わったところは、きれいな終わり方をしています。

 

お気に入りの場面

 

誰も歩いていない雪の上を朝に歩くみたいに心地いい感触を耳に残していく。

 

 森山さんの声の特徴をいっている場面です。この表現で、森山さんの人柄が伝わってきます。きれいな文章だなと思いました。場面ではないですけど(笑)

 

「もう、あれほど、電車の到着時間に合うように放送してとしつこくいったのに、だいぶ遅れているんだから」

 

 恋人の羊子と再会したところです。物語がきれいに終わったところが良かったので挙げました。

 

「あとがき」が良い

 個人的には、「あとがき」が好きです。この物語を書いた経緯が綴られていて、十代を邂逅している気持ちに共感しました。学生時代、深夜のテンションで初恋相手の家を見に行った話はどこか懐かしい思いで溢れました。

蛇足的な感想

 初恋を題材にした物語は、面白いです。少年から大人に成長する主人公が、たまらなくカッコよかったり、かわいいかったりします。そこが読んでいて、面白いです。

 

 是非、皆さんも手に取ってみて下さい。

 

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