三流大学、理系学生が読んだ書物を語る

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甘酸っぱい物語~十年後の僕らはまだ物語の終わりを知らない~

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 今回は、 尼野ゆたかの『十年後の僕らはまだ物語の終わりを知らない』について、感想を綴ります。

 

初恋のお話

 ところで、過去の忘れなれない恋ってありますか?

  ちなみに、私はないです。悲しい青春時代だったと自分でも思いますが(笑)

 

 でも、この主人公は、心のどこかで残っている。これは、初恋相手と結ばれる話です。初恋って実らないものだと思いましたが。初恋が実るって羨ましいものですよ。言葉や文章でしか本音や本心が伝えられない人だっていて、それは、何も小説家や物書きだけではない。そんなメッセージを感じました。新城さんがそんな人物として描かれていると感じました。

 

出会いは図書室から

 それはそうと、中学の時、図書室に入り浸り、そこで先輩方と仲良くなる。そして、恋に落ちた主人公。意外と行動力がありますね。それとも、恋に落ちると行動力が格段に上がるものなのですかね。積極的になるのは、男の性なのですかね。(笑)

 

 中学の時って、HRでの配布物なんてテキトーに片付けるもの、最悪、捨ててしまう。その中で、学校だよりの図書室版に目を通すことが日課になるって、すごい繊細な人なのだと感じます。だって、中学の時なんて小さな社会で溶け込むことに必死になるもの。その中で、図書室に行っている時間なんてなかった。そんなことを思い出しました。

 

 何かに必死になる中学の時、彼らは小さな社会に溶け込むよりも小説を書くことに夢中になっている。所謂、軸がぶれていない大人な生き方をしている。

 

 ほんとカッコいいと思います。とても真似できる事ではないです。風見鶏、周りに合わせていないと不安に感じていた自分が情けない…。

 

 まぁ、暗い邂逅はここまでにして、小説を通して何か伝えることってある意味すごいことだと改めて感じました。きれいな物語は、後味が良い、すらっと文章が入ってくる。この物語もすらっと入ってきました。やっぱり、結末はハッピーエンドが一番良いですね。物語の中ぐらいは、ハッピーエンドを楽しみたいですもんね。(笑)

 

 

 是非、皆さんも手に取ってみて下さい。

 

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