三流大学、理系学生が読んだ書物を語る

三流大学、理系学生が読んだ書物を語る

MENU

海星が可愛い~有頂天家族2(アニメ)~

スポンサーリンク

 今回は、アニメ『有頂天家族2』について、感想を綴ります。(注意:ネタバレあり)

 

はじめに

  原作は、森見登美彦です。『有頂天家族 二代目の帰朝』が元の有頂天家族の第2シリーズです。

 

あらすじ

赤玉先生の跡継ぎである二代目が、英国から帰朝する。かつて赤玉先生と争い、敗れ去った二代目の登場に狸達もざわめく。矢一郎は南禅寺家主催の狸将棋大会を復活させ、将棋好きの南禅寺玉瀾と親しくなる。矢二郎は祖母の薬で、化ける能力を取り戻し旅に出る。矢三郎は有馬温泉で夷川早雲の最期を見届ける。夷川家の長男・呉一郎が帰還、下鴨家と和解するが、それは恐るべき陰謀であり、下鴨家は窮地に陥る。そして、ついに二代目と弁天の死力を尽くした決闘が始まった。
出典:有頂天家族 - Wikipedia

 

海星が可愛い

  海星のキャラデザがめちゃくちゃ可愛いです。原作ではほとんど容姿の描写がないので、想像以上の可愛さでした。すごく良くて驚きます。

 

 矢三郎と海星の掛け合いもほっこりします。何だかんだで矢三郎と一緒にいる海星のツンデレがいい。矢三郎の前に姿を現さない理由が純粋です。矢三郎のためを思っての行動には可愛いさしかないですね。なんだかんだ言って、終始、矢三郎の味方でいる一途なところが一番可愛いです。

 

二代目の帰朝

 狸、天狗、人間に加えて、鬼と出てきます。それに加えて二代目。やはり、ハラハラしました。結局、鬼の存在が良く分からない位置付けでした。狸にとっては人間や天狗よりも遠い存在ってことだと解釈しました。鬼の存在がイレギュラー過ぎる気もしますが。

 

 狸界の方のいざこざも上手く収束して、夷川家とも今後は、平和な交友関係になるのでしょう。矢三郎と海星の間が縮まって、一緒にチツノコ探検隊を結成しているので、結ばれるのだろうと思います。

 

 一番の見どころは、二代目と弁天の闘いです。どちらも痛みを伴う闘いで、一体何のための闘いだったのだろうか。と思ってしまうほど、後味が悪いモノです。

 

二代目と弁天

  二代目と弁天は、同族嫌悪という形で弱さを自覚します。人間と天狗のまがい物である弁天、力を奮っていた頃の父親の足元にも及ばない二代目、この二人は相手を自分の合わせ鏡のように感じたからこそケンカという形で弱さを認めざるを得なかったのでしょう。

 

 これは、きっと苦しかったに違いない。どうしていいか分からない。暴力で拒絶することしかできない。お互い、自分の痛いところを突かれたわけです。簡単には立ち直れない。解決する(弱い自分と決別する)には、時間がかかるだろうと思われます。特に、弁天。

 

 人間としての人生を失い、だからと言って天狗でもない弁天もとい鈴木さん。家を失い、頑なに天狗ではないと言い聞かせた二代目。ある意味アイデンティティを失った二人でした。ただ、二代目は、最後、悔し涙を流した。あれで少しは前向きになれたということでしょうか。

 

 最後の弁天が二代目とのケンカで負けて惨めな姿はちょっと残酷だったけれども、物語が進むためには必要だったのだろうと勝手に解釈しました。弁天が弱さを自覚したのと同時に二代目も弱さを自覚した結末です。

 

蛇足的な感想

  矢三郎と海星、弁天と二代目は、これからどんな関係になっていくのか気になります。シリーズが続いていくことを期待しています。三部作目を読みたいと思います。

 

 是非、視聴してみて下さい。

こちらもおすすめ