三流大学、理系学生が読んだ書物を語る

三流大学、理系学生が読んだ書物を語る

小説、映画、マンガ…etcについて徒然なるままに感想を書いてます。

背景が美しい~言の葉の庭~

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 今回は、アニメ『言の葉の庭』について、感想を綴ります。

 

 本作品は、秒速5センチメートル君の名は。等で有名な新海誠監督の作品です。

 見ていて思ったことは、

 新宿御苑の池をあんなにも綺麗に表現できてしまう新海監督は凄い!!

 

 

 新宿御苑の池って結構濁りがある感じがしたのですが、それでも綺麗に表現してしまうのは凄いと思います。ほんとに(笑)

 風情があるってこんな事をいうのでしょうね。「NTTドコモ代々木ビル」をあんなにも魅力的に映えさせてしまうのもすごいことです。

 

 

 特に、梅雨と雨と逢引きと先生と生徒ってだけで『文学』として成り立たたせてしまっているところが作品として高い価値があると思います。美しいというか、なんというか、見入ってしまう物語です。

 

 

 登場人物が凄いわけでもなく、どこにでもいる高校生と先生にフォーカスしており、物語もファンタジーのような壮大な冒険ものでもなく、ちょっと世界からはみ出ている二人の日常を描いているだけ。

 

 

 ストーリーが派手なものでなく、登場人物も個性的な人物ではない。でも物語はめちゃくちゃ魅力的。これってほんとに凄いことだと思います。シンプルなストーリーが美しくしている要因ですかね。ほんとの意味で結ばれのかは分からない二人ですが、きっと、数年後には、違った関係になっているのではないでしょうかね。

 

 

 ユキノがお酒を片手にチョコを食べ始めたときは、この人、ヤバい人設定なのかと思ってしまいました。深い闇を抱えているのかと思いましたが、生徒とのあらぬ疑いをかけられて、信頼を失ったってだけでしたので、少し安心しました(笑)

 いや、あらぬ疑いをかけられて、信頼を失ったことも重大なことですがね。それで、昼間からお酒とチョコしか胃に入れないって、深刻なことに変わりはないですが。

 

 

 この現代で先生という職をまっとうすることの難しさが伝わってきた物語でもありました。人間関係で苦労する職ってイメージがより強くなりました。もっとも、メンタルが弱いと続かない職であることは周知の事実ですからね。

 

 

 もしかしたらメッセージ性がある物語なのかもしれないですが、それさえも感じないぐらいに見入ってしまいました。単純に美しく感じることに新鮮に感じただけかもしれないですが、お気に入りの映画になりました。

 

 

言の葉の庭

言の葉の庭