三流大学、理系学生が読んだ書物を語る

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その距離は15センチ~僕とキミの15センチ~

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 今回は、『僕とキミの15センチ』について、感想を綴ります。(注意:ネタバレあり)

 

はじめに

 『僕とキミの15センチ』は、総勢20名の作家によるショートストーリーズです。中身としては、SFチックなものや恋愛やらが詰まった物語たちで構成されています。井上堅二さんなど有名な方々による物語が凝縮されています。

 

キーワードは『15センチ』

 この本のキーワードは『15センチ』、文章中に必ず15が入っていて、こんな律儀に入れなくてもと思いますが、どの物語もスラスラと読めてしまう。全員ではないが、大抵の人は、共感や反感やらの何かしらの心揺さぶられる物語があるはずです。

 

 何かを感じ、そのことについて考え、自分なりの答え(結論)を出す。様々な状況下に置かれた登場人物たちが『15センチ』を狭間に揺れ動きます。

 

これがおすすめ

 おすすめの物語は、久遠先生による「変わりゆく景色と変わらない約束」です。理由としては、単純に、小学生の時のことを思い出したからですけど(笑)

 

 懐かしいなぁ、こんなこと思ってたなぁ~と。

 

 もう一つは、ドロドロとしている物語「華道ガールと書道ボーイのミックス展覧会」です。高校生だというのに、隣の芝生は青い的な、ドロドロとした恋愛物語です。十代の危うさは読んでいて、面白いです。是非、読んでいただきたい物語です。

 

蛇足的な感想

 十数ページで伝えたい事を凝縮して物語にしてしまう著者たちがただ、ただ凄い。ラインやツイッター、インスタグラム等では、味わえないよほんとに。別にSNSが嫌いではないですよ…。

 

 写真や数百文字で気持ちや状況を伝えることは、ある意味では凄いこと、だと思います。限られた情報量で的確に自分を表現することって、もの凄い高度なことだと思いますし。自分を含めて、利用している全員が的確に自身を表現出来ているとは限らないですが。

 

 しかし、なんだろ、みんながみんなそのような表現方法を取る必要はないですよね。と、それらしいことを言ってみます。『15センチ』をキーワードに凝縮された物語を楽しんでみて下さい。

 

 是非、皆さんも手にお取り下さい。

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