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こんな小学生がいたらすごい~ペンギン・ハイウェイ~

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 今回は、『ペンギン・ハイウェイ』について、感想を綴ります。

 

はじめに

 著者は、森見登美彦さんです。「有頂天家族」「夜は短し歩けよ乙女」などで有名な方です。

 

奈良県生駒市出身。奈良市在住。ペンネームは本名の姓「森見」に、この地にゆかりの深い登美長髄彦を合わせたもの。奈良女子大学文学部附属中学校・高等学校(現:奈良女子大学附属中等教育学校)卒業。京都大学農学部生物機能科学科応用生命科学コースを卒業、同大学院農学研究科修士課程修了(修士(農学・京都大学))。在学中は体育会のライフル射撃部に所属した。
出典:森見登美彦 - Wikipedia

 

あらすじ

ぼくはまだ小学校の四年生だが、もう大人に負けないほどいろいろなことを知っている。毎日きちんとノートを取るし、たくさん本を読むからだ。ある日、ぼくが住む郊外の街に、突然ペンギンたちが現れた。このおかしな事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにした──。
出典:ペンギン・ハイウェイ

 

「ぼく」

他人に負けるのは恥かしいことではないが、昨日の自分に負けるのは恥かしいことだ。一日一日、ぼくは世界について学んで、昨日の自分よりもえらくなる。

 書店で本を購入して、帰りの電車で数ページめくると目に入ってきた文章。おいおい、小学生でこの思考ってすごくないか?(笑)と思いました。

 

 現実にはこんなにカッコいいことを言う子どもがいるとは思えないですね。ただ「ぼく」は年相応の子どもでもあります。おっぱいに興味があったり、お姉さんに夢中になっていたりします。何かに夢中になる無邪気さ、研究者気質の小学生。

 

 様々なことに対して、好奇心がはたらき、愚直なまでに物事を考え抜く姿勢が眩しく映ります。多分、この最後の最後まで考え抜く力って誰からも教わらないもの、それを小学生にして身につけているぼくって何者だよ…。一体、どんな教育をしたらこんな小学生に育つのでしょうかね。

 

お姉さん

 おっぱいが大きいお姉さん。歯科医院で歯科助手として働いており、チェスを嗜む大人な女性です。

 

 お姉さんは不思議な力を持っています。なぜだかペンギンを出現させることができるのです。どこからともなくペンギンが現れ、どこかに消える。種も仕掛けも分からない。お姉さんが不思議な存在として描かれています。

 

 とても重要なこととして、アオヤマ少年(ぼく)が恋焦がれています。研究対象としても女性としても興味を持たれています。

 

キーワードは「成長」

 ペンギン・ハイウェイ」のキーワードは「成長」にあるように思います。主人公の「ぼく」は小学生で毎日「研究」して成長しています。知的な意味での成長をすることで昨日の自分よりもえらくなる。

 

 そんな研究気質な「ぼく」が成長する必要があるのは、感情です。興味を持つという知的な感情以外の感情には疎いです。お姉さんとの出会いと別れが儚くもありますが、成長するためにはお姉さんが必要だったのです。

 

 出会いと別れを通して、ぼくは成長しました。ハマモトさんのことを考えられるようになったり、もっと大人になりたいと思いながらも、勉強や研究以外にも目を向けたり、理屈以外の考え方を学ぶました。

 

蛇足的な感想

 「ぼく」はこれからも「ぼく」らしく勉強して、ときどきお姉さんを思い出したりなんてして、成長していくのだろう。

 

 そして、最後に言いたいことはどんだけおっぱい好きなんだよって。


 是非、皆さんも手にお取り下さい。

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