三流大学、理系学生が読んだ書物を語る

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好きだなこの物語~横道世之介~

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 今回は、吉田修一の『横道世之介』について、感想を綴ります。

 

横道世之介

 「横道世之介」ってゴロが良いですよね(笑)

 世之介の人物像を説明するとき、難しいのが、横道世之介がどんな人なのかという事を整理しないといけない。世之介は、地方(長崎県)出身と思われ、大学で上京して、サンバサークルに所属しており、バイトはホテルマン。何よりも、憎めない奴ってのが、世之介の一番の特徴。

 

 そんな、世之介を中心とした青春小説です。

 

 別に何かの為に武士道が如く死んだわけでもないけれども、男としてカッコイイと感じる部分があります。こんな友達がいたらきっと楽しいだろうなと不覚にも思ってしまったものです。友人の引っ越しを手伝うって本当に良い人じゃないとできないと思います。

 思いやりってほんと大事だなぁと感じます。

 

与謝野 祥子

 DVDを見て、映画の「横道世之介」の感想です。吉高由里子がはまり役で可愛いかったです。あんなお嬢様がいたら間違いなく惚れてしまうことでしょう。「世之介さーん」と呼ぶところが一番可愛い(笑)

 

 大事なことなので、もう一度、「世之介さーん」と呼ぶところが一番可愛い。

 

世之介と良介

 世之介って誰かに似ているなと思ったのですが、直ぐに分かりました。パレードの「良介」です。憎めなく、明るくて純粋っぽい感じが、良介に似ている気がします。2人に共通している「なんかいい奴」って感じの登場人物は、群像劇では軽く読んでしまいがちですが、個人的には、一番印象に残ります。何でなのかな(笑) 

 


「パレード」についての感想はこちら

mottobungaku.hatenadiary.jp 

温かみのある物語

 横道世之介の物語でもあるけれども、世之介の周りの人たちの物語でもあることが楽しく感じた要因なのかもしれない。 一平と唯の恋のキューピット的な役割だったり、千春や雄介の性格を許容しているところが好きです。

 別に、同性愛者ではないけれども、この性格は好き(笑)

 

  お人好しで、人懐っこい感じの横道世之介という男は、社会に出ても世渡り上手な社会人になったことだと思う。横道世之介なしには、各登場人物たちの青春が輝くことが無かったように、会社でもマスコット的な存在として、会社に彩りを加えていたことでしょう。

 

 それぐらい、横道世之介の存在が大きい気がします。

 ただ、横道世之介がいなくなったとき、立つ鳥跡を濁さずのようにして、あたかもそこには居なかったって感じで、余韻を残すことなく去れてしまうキャラである

 

 でも、ふとした瞬間に思い出す。

 「あんな奴いたな~」って具合に(笑)

 これが世之介のすごいところ。人柄なせる業だと思います。単なる憎めないやつってだけじゃない感じがカッコイイと思います。気さくな感じで、人当たりの良さそうな青年って、理想的です。

 

 是非、皆さんも手にお取り下さい。

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