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これぞSFラブコメ~世界、それはすべて君のせい~

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 今回は、『世界、それはすべて君のせい』について、感想を綴ります。

 

はじめに

 著者は、くらゆいあゆさんです。「駅彼―それでも、好き―」などで有名な方です。

 

東京都出身。12月3日生まれ。B型。『駅彼―それでも、好き―』で小説家デビュー。『駅恋 Sweet blue』『駅恋 Tinker bell』『駅彼 Very berry』『世界、それはすべて君のせい』などの著書がある。
出典:くらゆいあゆ | 著者プロフィール | 集英社オレンジ文庫

 

あらすじ

 大学の映画サークルで監督を担当している貴希は、同じ語学クラスの村瀬真葉と言い合いになります。ある日、村瀬真葉が映画サークル「EDGE」に入部を希望してくる。真葉が書いた脚本で貴希は映画を撮ることになります。

 

大学生のお話

 ある日、大学の映画サークルで活動する貴希は、語学のクラスで一緒のお嬢様・村瀬真葉と言い合いになる。真葉の高飛車な態度が原因だった。教授の仲裁もあり、その場は収まります。

 

 それから数日後に真葉は、何事もなかったかのように貴希のもとに「サークルに参加させてほしい」と来ます。どの面下げて来たんだよと、貴希は思う。しかし友人たちは、噂とかけ離れた真葉の優しい態度と才能溢れる自作の脚本もあって、歓迎的。

 

 結局、貴希が折れて、真葉を迎えいれて、真葉の脚本で映画を制作し始めます。貴希は、撮影を追うごとに真葉の優しい態度に惚れていく。そして、告白します。しかし、物語はそんなうまくは出来ていなくて振られます。真葉が振ったのには理由がありました。

 

 「私、実は平行世界から来ているんだ」みたいな感じの唐突な告白(笑)

 

 この一言から物語が目まぐるしく進行していきます。

 

 普通の人だったら、何をこの人はおっしゃっているのだろうか?とクエスチョンマークが数個は頭に浮かぶことだろう。衝撃の事実を告げられるも頭が理解する前に真葉は「もう滞在時間がないんです!」と自分の世界へと帰ります。それから貴希は何度も頭の中で咀嚼して事実を受け入れたことだろう。大学を中退して理学系学部に入り直す。並行世界について研究し、もう一度真葉に会うんだ!!と物語は終幕。

 

お気に入りの場面

 真葉の別れの手紙より

 

ねえ、一緒に見たストロベリームーンを覚えている?わたしもあなたも、きっと幸せになるんだよ。夏目漱石の言葉。”僕は死ぬまで進歩するつもりでいる。”これをわたしは実践して生きていくつもり。

 この言葉できっと、貴希は法学部を辞めて、理学系学部に入ることを決断したと思います。それにしても、好きな人に会うために平行世界についての研究をするってすごいですね(笑)

 

 この場面を好きな理由として、「僕は死ぬまで進歩するつもりでいる。」という言葉にグッときたからです。何か、やる気が満ち溢れてくる言葉です。だからすごく好きです。

 

蛇足的な感想

 この物語は、「僕は死ぬまで進歩するつもりでいる。」という言葉に集約していると思います。貴希の必死さが眩しく感じました。

 

 是非、皆さんも手にお取り下さい。

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