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【感想】古都

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 今回は、『古都』について、感想を綴ります。

 

はじめに

 著者は、川端康成です。「伊豆の踊子」「雪国」で有名な方です。

 

川端 康成は、日本の小説家、文芸評論家。大正から昭和の戦前・戦後にかけて活躍した近現代日本文学の頂点に立つ作家の一人である。大阪府出身。東京帝国大学国文学科卒業。 大学時代に菊池寛に認められ文芸時評などで頭角を現した後、横光利一らと共に同人誌『文藝時代』を創刊。
出典:川端康成 - Wikipedia

 

あらすじ

捨子ではあったが京の商家の一人娘として美しく成長した千重子は、祇園祭の夜、自分に瓜二つの村娘苗子に出逢い、胸が騒いだ。二人はふたごだった。互いにひかれあい、懐かしみあいながらも永すぎた環境の違いから一緒には暮すことができない……。
出典:「BOOK」データベースより

 

美しさを表現している

 京都は特別な雰囲気をまとったところだと思います。いつ行っても市内は落ち着いていて、ほど良い都会度だと思います。きっと、昔も変わらない雰囲気で今の京都を築いてきたのでしょうね。

 

 華やかさと風情を兼ね備えた京都を、祇園祭の際にはひときわ感じることができるだろうことは、描写から読み取れます。

 

祇園ばやしは、かんたんに「こんこんちきちん」で通っているが、じつは、二十六通りあって、それは壬生狂言のはやしに似、雅楽のはやしに似ていると言われる。
宵山には、それらの鉾が、つらねた提灯の灯でかざられ、はやしも高まる。
四条大橋の東に、鉾はないのだが、それども、八坂神社まで、花やぎがつづいているように思われる。

 

 祇園祭を見たことがない私としては、一度は見物してみたいものです。きれいな描写が目に浮かびます。

 

 京都で捨て子として育てられた千重子は、祭りでふた子の苗子と出会う。自分が姉妹であることに驚き、たじろぐ、おまけに大切な人には気づかれない悲しさ。

 

 『伊豆の踊子』しかり、身分違いの2人が出逢って、物語が進行する川端康成作品は、スーと心に入ってくる。完全に交わることはない2人だけれども、どこかで糸が絡まっている。心情が揺れている描写も美しいです。

 

蛇足的な感想

 美しい描写が多いです。千重子と苗子の心が揺れるところも読んでいて楽しめました。

 

 是非、皆さんも手にお取り下さい。

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