三流大学、理系学生が読んだ書物を語る

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電車の中にペンギン!?~ペンギン鉄道なくしもの係~

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 今回は、名取佐和子先生の『ペンギン鉄道なくしもの係』について、感想を綴ります。

 

電車の中にペンギン

 電車は、多種多様な人、動物が利用するもの。電車の中では、携帯に集中している人や同僚や友人と会話する者たちがいる。もちろん、私のように読書に勤しむ人もいれば、真面目な学生は教科書、参考書を開いていたりします。

 

 電車の中を見てみると、意外と思いも寄らない広告に胸を打たれたり、見知った人物が同じ車両にいたりした何て経験は誰しもあると思います。

 

 そんな各々の中に一際目立った存在がいる。ふと車両を見渡すと『ペンギンがいた!!』なんてことは一度たりとも経験がないはず。しかし、この大和北旅客鉄道には、一羽のペンギンがいます。

 

 そんなペンギンを中心とした物語です。

 

お気に入りの場面

 ペンギンはオレンジ色のくちばしをドアに向けて、ポール状の手すりにはつかまらず―――そもそも『つかむ』ことはできそうにないのだが――仁王立ちしていた。

  

 普通の電車では、こんな場面に出くわすことはないです。しかし、想像したらちょっとほっこりしますよね。『思いもよらず』何かに出くわすのが電車なのかもしれないと思います。(笑)

 

 電車に乗ってペンギンに出くわしたら、きっと、驚きよりも好奇心を刺激されてペンギンを凝視することだろう。くまなく隅々までジッと見て、何を考えているのだろうかとその目の先が気になることだろうと思います。

 

最後に

 

 愛ネコの死を受け入れられない人や引きこもりの高校生、夫と上手くいっていない専業主婦や息子の死を受け入れられない社長たちの物語がペンギンを通して語られています。

 

 どの登場人物たちもペンギンを電車で見たことによって、それぞれの現状と向き合います。ペンギンって神聖な動物のイメージがないので、著者が何故きっかけとしてペンギンにしたのだろうかと疑問に思います。

 

 是非、皆さんも手にお取り下さい。

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ペンギン鉄道なくしもの係 *3

 

 

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