三流大学、理系学生が読んだ書物を語る

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その果てには何があるのか~白夜行~

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 今回は、東野圭吾先生の『白夜行』について、感想を綴ります。

 

はじめに

  著者は、東野圭吾です。『白夜行』は、ミステリ長編です。ドラマにもなった作品です。

 

東野 圭吾は、日本の小説家。大阪府大阪市生野区生まれ。本名同じ。
出典:東野圭吾 - Wikipedia

あらすじ

 幼少時、初恋の少女を助けるために父親を殺した少年、桐原と、その少年を庇うために母親の命を奪った少女、唐沢の残酷で哀しい14年間の愛の軌跡を描いた物語です。 

  

衝撃的な内容

 小学生が犯罪に手を染める過程が妙にリアルに思え、衝撃的な物語として印象に残ります。東野圭吾の中では、珍しい、少年犯罪の内容です。小学生が人を殺めてしまうのは、衝撃的です。

 

 現実にありそうで無い物語。最初から最後までどん底人生を歩んでいた桐原亮司と唐沢雪穂が惨め過ぎて、悲しくなります。物語は終始、暗いですが、色々と考えさせられる内容となっています。

 

リアルさがある

 桐原と唐沢には、幸せになってほしかったな。両者ともに、家庭環境が最悪です。犯行に及ぶまでの動機がリアルです。所得と犯罪率は、相関関係にあるなんて、研究結果が出ていたりします[1]。それらも相まって、リアルに感じました。

 

 それにしても、二人とも不器用な生き方しているなと思います。二人で太陽の下を歩く方法ならいくらでもあるのにと思いました。犯罪を重ねなくても最善な解はきっとあったはずだと思いたいです。

 

白夜行』と『加賀恭一郎シリーズ』

  東野圭吾先生の著書と言えば、ミステリーですが、その中でも『白夜行』と『加賀恭一郎シリーズ』は私のお気に入りです。ミステリーもので唯一読むのが、東野圭吾作品です。この二つの共通点は、単なるミステリー小説ではないってことです。

 

 『感情』や『動機』などの人の本質を問うような問題描写が多いことです。白夜行にしろ、加賀恭一郎シリーズにしろ、加害者と被害者、そして第三者(とりわけ刑事)、正義に基づいた視点で書かれています。これが面白いと感じる理由なのかもしれません。

 

最後に

  東野圭吾先生が元エンジニアだと言うこともあってか、小説、ドラマのトリックはどれもなんちゃって科学ではないので、しっかりと腑に落ちるので、その辺も面白いです。

 

 是非、皆さんも手にお取り下さい。

 

参考文献

 

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