三流大学、理系学生が読んだ書物を語る

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小説、映画、マンガ…etcについて徒然なるままに感想を書いてます。

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十年前の自分って?~拝啓、十年後の君へ。~

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 今回は、天沢夏月の『拝啓、十年後の君へ。』について、感想を綴ります。

 

過去を省みるきっかけになる

 十年前の自分は、小学6年生のサッカーボールを追いかけることに夢中になっていました。ただ、ただボールを追いかけていました。この物語に出てくる桐原冬弥の気持ちにちょっと共感してしまいました。過去の自分を見ているように感じました。

 

 自分の場合は、高校に入ってすぐにサッカーをきっぱりとやめてしまいました。凄い才能がある人に嫉妬したわけではないけど、やめました。高校受験に失敗して、それでも偏差値を落としてサッカーが強い高校に行き、自分の理想的な環境とは滅茶苦茶かけ離れていました。理想と現実のギャップに打ちのめされたことを覚えています。

 

 まぁ、自分語りはこの辺で(笑)

 

お気に入りの場面

 物語の内容で浅井千尋と矢神耀の恋模様には、ドキドキしました。初恋が実って良かったですね。

 

 内容は青春小説の醍醐味をふんだんに盛り合わせたようなものです。青春時代ってこんなに眩しいものだったかと思うってしまうほどに心を揺さぶられました。我ながら単純な心理をしていると思います。

 

守屋時子の手紙より

そして、じゅうねんご、あなたはじぶんのうんめいをかえます。 

 

十一年前のわたしは、そのときの自分がなにものにもなれないと諦めてしまってた

 

 この気持ちって誰しも抱くものですよね。個人的には、一番共感しました。

 

 十年後の自分に宛てた手紙って、中学生か小学生の時だかに二十歳の自分へって形で書いた気がします。ほとんど覚えていませんが。ただ、当時、何を書けば良いのか分からなく戸惑ったことを覚えています。

 

 この物語のように、良い振り返りにはなりませんでしたけど(笑)

 

 話は戻して、『拝啓、十年後の君へ。』はとても楽しめました。各登場人物たちが十年前を振り返って、心情が動く様子は、面白いです。

 

 

 それぞれ、特徴のある人物たちが過去を振り返り、心情が動く。現状が上手くいってない時に過去の自分からの手紙を読む。そして、もうひと踏ん張り頑張ろうとなる。他にも、様々な感情が出てきます。十代の揺れ動く心情は読み応えがあります。

 

 是非、皆さんも手にお取り下さい。

 

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