初恋は特別なもの~初恋ロスタイム~

 本当に最近は、ライトノベルばかり読んでいる気がする。今回は、仁科裕貴先生の「初恋ロスタイム」について少し感想を。

 

 私は共学出身である。男子校の雰囲気を知らないので、何とも言えないが、大学で工学部に進学して、男子しかいない状況なので、ちょっとは学生生活を想像できるが

これが高校で三年間続くと思うとちょっと辛い。

 

 ある日から、決まった時間に世界が静止する。厳密には、時間の経過が遅くなる。その静止した世界でヒロインと出会う。二人は互いに、この現象について調べることにする。毎日、顔を合わせるうちに、ヒロインの秘密を知って、四苦八苦する。

 

 主人公が、女子との接点を求めて女子校へ侵入するのは、何ともいたたまれない。なによりも、言い訳が…

 「聞いてください! 僕は街を見回っていただけなんです!

 とっさに出た言い訳が素晴らしいぐらい男子高校生、女性にとっては、害でしかない言い訳だけど(苦笑)

  

 ”初恋”と言うだけあって、時音に対する主人公の初々しさが妙に心地よい。

「……うん。それはもちろん知っているけど」

 嘘だった。知らなかった。

  アディショナルタイムのくだりで、知っていると強がる。女性の前で知らないものを知っていると言いたくなる気持ちが分からなくもない。ましてや中学時代、模試の成績で一度も勝てなかった相手だ。

 

 結局、私は、この忙しい日常に癒しを求めているのかもしれない。とにかく、ヒロインとのイチャつき具合が微笑ましい。

「……あのさ。ちょっと休憩しない?あそこにベンチがあるから」

「休憩?何で?」

「いや、もう結構歩き疲れてない?」

「嘘。もう疲れちゃったの?体力ないのね」

「ごめん。実は昨日、あんまり眠れなくて……」

「そんなのわたしだってそうよ!」

  こう言うところはほっこりとする。

 

 ああ、こんな会話できる彼女を高校生の時に……(笑)