三流大学、理系学生が読んだ書物を語る

三流大学、理系学生が読んだ書物を語る

小説、映画、マンガ…etcについて徒然なるままに感想を書いてます。

MENU

悲劇の名作~ロミオとジュリエット~

スポンサーリンク

 今回は、ちくま文庫松尾和子訳「ロミオとジュリエット」について、感想を綴ります。

 

悲劇は辛い

 個人的には松尾和子さんの訳が一番読みやすく感じます。他の方の訳はどうも読みにくいです。『テンペスト』もちくま文庫で読みましたし。

 

 さて、ロミオには嫉妬してしまう、後を追って自殺してくる女性がいることに。なんと愛されていることか。しかし、誓いを立てたのに結ばれない、しかも人を殺めてしまったロミオ、その上にジュリエットの偽訃報。心情を察すると、奇行(恋敵を討つ)に同情しなくもないです。

 

 が、計2人も殺めてしまうのはいただけない。恋は盲目的ってやつですね。とりあえず、誓いを立てたすぐに、地位や名誉なんてほっぽり出して、駆け落ちすれば良かったのに、決断力がないなと思いました(笑)

 

 ロミオはまだまだお子ちゃま?最初に好きだ好きだ言っていたロザライン、彼女へのアプローチでうまくいかないことで泣くほど好きだったりと、子供ぽい性格の印象を受けた。

 本気で恋をする(相思相愛になる)と盲目になり、思考が幼くなるものなのか?

 

古典は面白い

 ロミオとジュリエットの解釈は色々とあると思います。ジュリエットの年齢が14歳で、当時、14歳で結婚できる年齢に設定したには、理由があるそうです。それは、大地震と対比させることで、これから起きる一週間あまりの恋愛における驚天動地を暗示することだそうです。(解説には、より詳細に書かれています。)

 

 そう言われると、上手く練られた物語ですよね。物語の冒頭で既に、行く末を暗示しているって、読む方はそんなところまで深く読めませんよ(苦笑)

 

 シェイクスピア作品は、このような裏にある設定が面白いです。悲劇だけではなく「テンペスト」なども設定を知ると面白いです。

 

 

  是非、皆さんも手にお取り下さい。

シェイクスピア全集 (2) ロミオとジュリエット (ちくま文庫)

シェイクスピア全集 (2) ロミオとジュリエット (ちくま文庫)

 

 

こちらもおすすめ

テンペスト―シェイクスピア全集〈8〉 (ちくま文庫)

テンペスト―シェイクスピア全集〈8〉 (ちくま文庫)

 
シェイクスピア全集 (4) 夏の夜の夢・間違いの喜劇 (ちくま文庫)

シェイクスピア全集 (4) 夏の夜の夢・間違いの喜劇 (ちくま文庫)

 
シェイクスピア全集 (10) ヴェニスの商人 (ちくま文庫)

シェイクスピア全集 (10) ヴェニスの商人 (ちくま文庫)