美しい言葉っていいものだ~大和言葉つかいかた図鑑~

 現代日本では、日本語に英語に中国語……、他にも多くの言語が飛び交っている。時間が経てば、言葉はその時代に適した形に変化していく。そして、時代を振り返って見るときに、その時代における文化を象徴する要素の一つとなっている。言語の大切さは言うまでもない。

 普段、我々が何気なく使っている言葉は何千年と日々の進化してきた上にある。だから、ひょっとすると今何気なく使っている言葉は数年後には使われていないことだって考えられる、「その言い回しは古い」と揶揄されることもあるかもしれない。でも、全てが古いと言われ、使われなくなることはない。何年、何十年、何百年、何千年と使われている言葉は現代にある。その言葉が「大和言葉」である。因みに、大抵漢字にしたときに訓読できるものが大和言葉と解釈して良いようだ。この本の目的は、「美しい日本語を後世に残すこと」にある。

 本書に目を通してみると普段使っている言葉の中に大和言葉がすこぶる多いことに驚く。イラストが多く、一時間ぐらいでざっと読めた。読み終えて最初に思った、「大和言葉はなんと雅なものか」と……。大和言葉にはどこか不思議な上品さがあるように思う。日本語ほど、微妙な違いを多くの言葉にしている言語はないと言われているが、この根幹には大和言葉が存在しているのだろうと思った。同時に、日本語の偉大さも感じた。少しずつだが、日常生活で大和言葉を意識して使っていきたい。

 

 

 最近は、授業に追いつくのがやっとで読書ができていなかったが、良い気分転換になった……。