三流大学、理系学生が読んだ書物を語る

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美しい言葉っていいものだ~大和言葉つかいかた図鑑~

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 今回は、「大和言葉つかいかた図鑑」について、感想を綴ります。

 

はじめに

  著者は、海野凪子さんです。日本語教師の傍ら、執筆活動もやられており、「日本人の知らない日本語」の著者として有名な方です。

 

こんな本です~「大和言葉つかいかた図鑑」~

 「日本人の知らない日本語」の大和言葉バージョンとして、イラストとともに日常生活で使用できる言葉遣いがまとめられています。例文が秀逸で、すぐにでも使える形でまとめられており、サクッと読めます。

 

言葉の歴史

  現代日本では、日本語に英語に中国語…、他にも多くの言語が飛び交っています。時代とともに、言葉はその時代に適した形に変化していきます。そして、時代を振り返ったとき、その時代における文化を象徴する要素の一つとなっています。言語の大切さは言うまでもないですね。

 

 普段、我々が何気なく使っている言葉は何千年と日々の進化してきた上にあります。だから、ひょっとすると今、何気なく使っている言葉は数年後には使われていないことだって考えられます。「その言い回しは古い」などと揶揄されることもあるかもしれないです。

 

 そうは言っても、全てが古くなり、錆びてしまうのでしょうか?

 

 そんなことはないですよね。何年、何十年、何百年、何千年と使われている言葉はあります。現に、日本ではあります。その言葉が「大和言葉」です。因みに、大抵漢字にしたときに訓読できるものが大和言葉と解釈して良いようです。

 

 この本の目的は、「美しい日本語を後世に残すこと」にあります。

 

 本書に目を通してみると普段使っている言葉の中に大和言葉がすこぶる多いことに驚きます。

 

 イラストが多く、一時間ぐらいでざっと読めます。大和言葉にはどこか不思議な上品さがあります。日本語ほど、微妙な違いを多くの言葉にしている言語はないと言われていますが、この根幹には大和言葉が存在しているのだろうと感じます。同時に、日本語の偉大さも感じました。

 

現代語を使う私たち

  私たちが日常で使用している言葉は、「大和言葉」と比べると、あまりにも『品』がないです。ここで、品の定義は何?と言われたら困るのですが。まぁ、直観的に行って、「ら抜き言葉」や「エモい」などのカタカナ言葉です。

 

 流行りの言葉が大体、省略して短く言うことに対して、大和言葉は、省略しようのない、ある意味では完成された言葉と感じました。この完成されたというのは、私の感覚でしかないですが。

 

 難しいことは言うつもりはないですが、流行りの言葉は情報量がいい加減な気がします。言葉に重みがないと思います。何よりも、知性を感じられないです。これは、個人的な意見ですので、気分を悪くされたのならごめんなさい。そして、発信者と受信者で受け取る情報量に差異が生じる言葉が多い気がします。そして、曖昧でネガティブな印象を受ける言葉が多いように感じます。

 

 同じテリトリーでは通じるが、歳が離れた世代には通じなくなるのかなと感じました。

最後に

  言葉遣いを改め、品のある言葉を使用したいと思いました。コピーライターの梅田さんは、内なる言葉を大切にしていると言いいます。私もこの感覚に近い思いを抱きました。誰かに響く言葉を身に付けたいと思います。

 

 是非、皆さんも手にお取り下さい。

 

参考文献

 

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