三流大学、理系学生が読んだ書物を語る

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すごい!の一言~井深大 私の履歴書シリーズ~

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 今回は、「井深大 私の履歴書シリーズ」について、感想を綴ります。

 

はじめに

  著者は、井深大さんです。ソニーの創業者の一人です。トランジスタの生産、トリニトロンなどで有名です。

 

井深 大は、日本の電子技術者および実業家。 盛田昭夫とともにソニーの創業者の一人。
出典:井深大 - Wikipedia

 

こんな本です~「井深大 私の履歴書シリーズ」~

 私の履歴書シリーズです。井深さんの生い立ちからソニー多国籍企業になるまでの経緯が綴られています。戦後の経済を見抜く力、技術者、経営者としてのこだわりなど、井深さんの思考、そして変遷を知れます。

 

好奇心はどこから

 井深大の科学的な好奇心は、小学生時代の体験からきているようです。「小学生のころ」という章にこんなことが書かれています。

 

そのころ幼い頭に植えつけられた科学への芽ばえが、私の一生涯の職業を決める一つのチャンスになったと思っている。

出典:井深大 私の履歴書 2小学生のころ

 

 と記されています。小学生時代の経験が、強く残っていることに驚きました。同時に、科学的な興味は幼少期に形成されたと言っていることに面白さを感じました。これって、非情に重要なことだと個人的には思っています。私も、小学生時代の経験が今、「工学」を学んでいることに繋がっているからです。

 

 小学生時代に様々な経験をすることで、自分の中にある興味の「枠」が広がり、それが後々、活きていることを言っているような気がします。この強烈な経験があったからこそ、科学の道で結果を残してきたのでしょうね。

 

井深大に憧れる

 井深さんは、軍の仕事をこなしていた20代、終戦を向かえ時代が大きく変わるときにソニーの前進会社東京通信研究所を設立します。何がすごいって、当時の情勢で国民が必要とするものを作り出そうと考えたのがすごい。みんな自分が生きることで精一杯のはずなのに…。 

 そして、生涯、研究・開発にとことん貪欲な姿勢を崩さなかったこともすごい。「むずかしいからこそやる価値がある」という言葉を信念に数々の業績を残しました。なかなか一般人が使える言葉ではないですね。(笑)

 

 現代では「むずかい」という言葉が出てきたら、後回しにするか、きっぱり諦めることの方が多い。最初からとことん向き合う姿勢はない。しかし、それを「やる価値がある」と言わしめるのはすごいとしか言いようがない。

 

 必ず結果が出るまで諦めない。その姿勢は誰も教えてくれない。自分自身でその癖をつけるしかない。そう思わされました。これが私が憧れる理由です。

 

最後に

 ほんとにためになる格言ばかりで、何度も読み返して、咀嚼してます。利益と質を上手く求めた、姿勢は心打たれるものがあります。 誰にも負けないこれだというものを持つ重要性を説かれています。意外と、普通の事を言っている気がしますが、この誰にも負けない『専門性』は一朝一夕には身につかないものです。

 

 常に目的意識を持って、専門性を高めつつ、様々な角度から物事を把握する。言うのは簡単な事ですが、しっかりと身に付けたいと思います。そして、何よりも『楽しむ』ことを忘れずにいたいと思います。

 

 こんなにも仕事を楽しんでいたのかと思えるほど、全力で取り組んでいたことです。ついついルーチン化すると楽しむことを忘れて、流れ作業になってしまうものですが、この『楽しむ』ことを心掛けたいと思いました。

 

 是非、皆さんも手にお取り下さい。

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