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古都に闊歩する獣たち~有頂天家族~

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 今回は、『有頂天家族』について、感想を綴ります。

 

はじめに

 著者は、森見登美彦さんです。「夜は短し歩けよ乙女」「太陽の塔」などで有名な方です。独特な文体が特徴的な作家です。

 

森見 登美彦(もりみ とみひこ、1979年1月6日 - )は、日本の小説家。
出典:森見登美彦 - Wikipedia

 

あらすじ

 人が行き交う京都、そこには天狗や人に化けた狸もいる。狸の名門・下鴨家の父、狸界の頭領「偽右衛門」でもあった総一郎は、「金曜倶楽部」に狸鍋にされてしまう。三男の矢三郎は、天狗の赤玉先生の世話をしつつ弁天にうつつを抜かす生活を過ごしていた。「面白きことは良きことなり!」をモットーに騒がしく過ごす――。

 

温かい家族

 タイトルにあるように「家族」がテーマです。父の総一郎が「金曜倶楽部」によって、狸鍋にされてしまう。下鴨家の面々は、総一郎を失っても家族として楽しく過ごしている。家族の大切さを説いているのかなと感じました。

 

 どんなときも明るい矢三郎、責任感の強い矢一郎、純粋な矢二郎、頭脳明晰な矢四郎、頼りになる桃仙、絆の強い家族で早雲の企みに対抗します。

 

お気に入りの場面

 

喰うからには旨く喰ってあげる。これは喰う者の義務だ。しかしね、君。本当のことを言えば、命を喰う、それだけで旨い――こうでなくっちゃいけない。

 淀川教授が狸を食べることについて、矢三郎に説明する場面です。食べることについてこんなにもカッコいいことを言えてしまうのは、淀川教授だけでしょう。食に対する想いが伝わってきます。信念を持って、狸を食べる。他の金曜倶楽部の面々とは違いますね。

 

蛇足的な感想

 家族の仲の良さが伝わってきます。物語でこんなにもほっこりとしたのは、「有頂天家族」だけです。それぐらい良い作品だと思います。それにしても、電気ブランを飲みたくなるものです(笑)

 

 是非、皆さんも手にお取り下さい。

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