古都に闊歩する獣たち~有頂天家族~

 苦学生のくせして、毎年1回は京都に行く。間違えないでほしいのは、「京都に行く」って表現は京都市内ってことです。ちなみに、僕の友人には「京都に行く」=「舞鶴に行く」って人がいます(笑)

 行く度、最初に清水寺→六角堂→隣のスタバで休憩→午後はその日の気分で行く場所を決める。

 と、こんな感じで京都を満喫する。

 

「有頂天家族」は京都が舞台の狸の話。町には化けた狸が潜んでいて、他のケモノ(天狗)たちも人間と共存している。「面白きことは良きことなり」がモットーの矢三郎が中心のお話。

 強烈な個性を持ったキャラクターたちが印象的である、四字熟語を使いたがる双子の狸、頑固な老天狗、人間でもあり天狗でもある弁天……。とにかく、読んで頂いた方がいい。

 癖のある文体は著者、森見登美彦先生の特徴であり、読むものを惹きつける。著者の他作品で「夜は短し歩けよ乙女」もとても面白い。何が面白いってストーカー気質の大学生が一目惚れした女子を追いかけるも、なかなか気づいてもらえないところである。単なる変人の話でおさまっていないのがいい。ぜひ、こちらも併せて読んでもらいたい。

 

それでは、諸君が拝読することを願う!