三流大学、理系学生が読んだ書物を語る

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これが一流の思考か~捨てる力~

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 今回は、「捨てる力」について、感想を綴ります。

 

はじめに

 著者は、天才棋士羽生善治さんです。他にも『直感力』、『瞬間を生きる』 など多数一般書籍を出されています。

 

羽生 善治は、日本の将棋棋士。十九世名人、永世竜王永世王位名誉王座永世棋王永世王将、永世棋聖の称号資格保持者、及び名誉NHK杯選手権者の称号保持者。二上達也九段門下。棋士番号は175。埼玉県所沢市出身。
出典:羽生善治 - Wikipedia

 

こんな本です~「捨てる力」~

 これまでに発せられた言葉がまとめられており、思考の変遷が読み取れます。また、大局観、判断力、捨てる力、などの羽生さんの独自の視点が強く伝わってきます。天才の思考を知りたい人、物事の本質を見抜く力を形成したい人におすすめの本です。

 

思考が面白い

 ひと握りの人しかプロに成ることができない将棋の世界で20代で七冠を達成する人の思考ってどんなんだろう?と思いながら書店で手にしました。所謂、天才の考え方が気になったってことです(笑)

 

 読んでみての感想として、考え方がものすごくシンプルだと感じました。

 別段、変わった考え方をしているわけではないのだと感じました。しかし、では、「何故、変わった思考をしていないのに、前人未到の結果を残しているのか?」と疑問を持ちました。何度か読み直すと、何と無く分かってきました。

 

 それは、アウトプット、とりわけ、「捨てる事」を意識した学習(思考)をしているのだということです。タイトルにもなっていますが、言葉を深いところで理解するのは、難しいですね。

 

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響く言葉の数々

 読んでいて、感じたことは、ビンビンと言葉が響いてくることです。結果を残している方が言う事だからこそ、受けての私には、良い刺激になりました。

 

 一番印象に残っている言葉は

守ろう、守ろうとすると後ろ向きになる

 

 人間誰しも、ある程度の結果が出ている好循環期間はどうしても保守的になってしまいますが、そこで守る姿勢ではなく、現状をより良くなるように努力・工夫を凝らす必要がある。言ってしまえば、停滞でも後退でもなく前進し続ける。この大切さがこの言葉には含まれているのでは?と感じました。

 

 次に、

繰り返し繰り返しやることで何かがわかる

 

 この言葉からは反復の重要性が読み取りました。特に羽生先生は好きなことを反復する意味でこのようにおっしゃっています。世間で素晴らしい結果を出している方々は皆、この反復の重要性を説かれていますが、自分にとってこの言葉は耳が痛いです。

 

進化し続ける竜王

  最近(と言っても、だいぶ前)、国民栄誉賞を受賞されましたね。

 ただただ、すごいですね。

 また最近『決断力』を読み、決断力とシンプルな思考(捨てること)を終始説かれています。

 

 一つの結果を出すのにここまで考え抜くのかと、感心してしまいます。だからこそ、トップでい続けられるのだろうと思います。

 

 シンプルな思考、簡単なようで難しいですね(笑)

 今の時代、情報量・質がモノを言います。これだけ量が多いと、取捨選択が難しいのに、羽生先生は、自分の中で熟考して、アウトプットってしています。この姿勢に憧れます。

 

 羽生竜王凄い所は、『考えること』が楽しいのだろうと伝わってくるところです。これって、普通の人だったらめんどくさいと言ってしまうところを、丁寧に検証して、実行するって事でもあり、粘り強さも羽生竜王を体現しているような気がします。

 

 結局、羽生竜王はシンプルな思考を持っていて、取捨選択(本質を見抜いて)、粘り強くて凄い人だって改めて認識しました。(笑)

 私なんか思考の次元が違いますが(余りにも低い次元)、何か一つでも自分のモノとしたいなぁと思います。

 

最後に

 一流の思考力とは、過去の栄光を捨てて、目の前の問題と向き合うことに愚直になること、だと感じました。「捨てる」という勇気のいることを難なくこなし、過去による畳み込みをリセットする姿勢は、簡単に真似ることができません。少しでもこのような思考を形成できたらな、と思います。

 

 是非、皆さんも手にお取り下さい。

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