三流大学、理系学生が読んだ書物を語る

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優しい物語~レインツリーの国~

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 今回は、「レインツリーの国」について、感想を綴ります。

 

 読んだきっかけ

 著者は、『図書館戦争』で有名な有川浩先生です。この本を初めて読んだのが、ちょうど高校生の頃です。考査期間中に読んだ記憶があります。

 

 今回、読み返すきっかけになったのは、文科省のサイトでコラボしている広告を見たからです。風の噂で映画化されることは知っていたのですが、まさか、文科省とコラボしているとは思わなかったです。ちなみに、文部科学省は他作品ともコラボしていたりします。

 

 最近だと、キャリア教育について、坂道のアポロンとコラボしています。結構、文科省のコラボしている企画は考えさせられるものばかりなので、この機会に是非キャリアプラン含めて私自身も考えてみたいと思います。

 

www.mext.go.jp

温かみのある物語

 話をレインツリーの国に戻します。

 内容としては、ある日、主人公が青春時代に好きだったライトノベルをネットで検索して、ある感想サイトを見つけて、そのサイト主とネット上で語りあい、徐々に主人公が顔の見えない相手に恋をし、最終的には、直接会い、恋に発展していくってお話です。

 

 内容の感想として、うん!?これ、平安・奈良時代などの貴族同士における恋文の現代版かと思いました。もちろん、当時の恋文を読んだことなどありませんが…

 聴覚障害者のヒロインとの喧嘩?がまあ、何とも言えないですね。どちらにも言い分はあり、未然に防ぎようがない気がします。

 最初、主人公のグイグイいく感じがあまり好きではなかったけれど、最後は、二人がまた会うように応援していました。(笑)

 

ちょっとした驚き

 少し調べたのですが、内閣府調べより

第1編 第1章 障害者の状況(基本的統計より)|平成25年度障害者白書(概要) - 内閣府

 想像していた以上に障害者と呼ばれる方がいることに驚きました。

 小説内でもヒロインが自分の耳や外見が人からどう見られるかものすごく気にしている描写があります。何となくで、文章を読んでいましたが、色々と考えさせられますね。統計を見てから読むとヒロインの心の痛みが…

 

 深いテーマで書かれた物語だった事に驚きました。初めて読んだ時、読み手の私が、深く読むことができていなかったことを痛感しました。そして、二回目読み、やっとひとみの気持ちがある程度理解できました。レインツリーの国』、単なる恋愛小説だと侮ってはいけませんね(笑)

 

最後に(ちょっとしたお話)

 レインツリーの国』は、「図書館戦争」シリーズの中の一冊、『図書館内乱』に登場していたりします。出版社の垣根を越えてのコラボをしていたりするので、個人的には、『図書館内乱』も是非、読んでもらいたいものです。

 

 是非、皆さんも手にお取り下さい。

レインツリーの国 (新潮文庫)

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図書館内乱

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