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下読み男子と投稿女子

ライトノベル

 今回は、野村美月先生の「下読み男子と投稿女子」についてです。

 この本を読むきっかけになったのは、Amazonのあなたへのオススメで1番上に出てきたからです。ちょうど、金銭的に余裕もあったので買いました…

 

 ライトノベルを読むのはこれで2冊目ですが、ライトノベルの特徴である平易な文体はとても読みやすく、十分楽しめました

 

 内容は、下読みのバイトをしている男子高校生がクラスメートの女子の応募作品を読んで、色々とアドバイスをして作品を完成させていくけれど……

 

 

 早速、印象に残っている場面を挙げていきます。

 水族館での氷雪の終始仏頂面であることを青に謝罪するところより

「そう……じゃなくて、わたし……クラスの人とお出かけするの、はじめてで……とっても嬉しくて待ち遠しかったのに……緊張して……。顔がこおばって……全然、しゃべれなくて……」

 「電車の中でも、風谷くんが話しかけてくれたのに、ちゃんと答えられなくて……風谷くん、居心地悪かった……よね……水族館へ着けば、なんとかなるかと思ったけど、やっぱり上手に話せなくて、わたし、ずっと黙ってて……」

デート中に女の子からこんなこと言われたらもう好きになるしかないです。また、このセリフから氷雪がものすごく繊細であることが読み取れますね。

 

 

 次に、青が二股かけられていると勘違いして氷雪が怒るところから

「わたしは嫌っ。風谷くんが、二股かけられているなんて……っ」

目に涙がじわっと浮かんできて、ここで泣いたら青を困らせてしまうと、氷雪は顔をそむけて、全速力で青から遠ざかった。

 はい、ここで氷雪に惚れました。こんな純粋な子が、現代にいますか?某踊り子のような純粋さですね。

 

 

 最後に、おばあさんと喧嘩して家を飛び出した氷雪が青につれられて家に戻るタクシーでの描写より

――氷雪も不安そうに青の手を握り返し、ときどき消え入りそうな声で、「きっと、おばあさんは、許してくれない」「お母さんがお父さんと結婚して、わたしが生まれたことも、まだ許してないんですもの」「なにを言っても無駄だわ」とつぶやいていたので

  この守ってあげたくなる感じがいいですね。危うく本気で惚れるところでした。

 

 未読の方はぜひ一読あれ!