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赤西蠣太etc……

今回は、志賀直哉先生の「赤西蠣太」についてです。

この作品を知ったのは、高校か中学かの授業がきっかけだったと記憶しています。

 

 内容としては、醜男である赤西蠣太が仕事を辞めるきっかけとして美人に告白して振られたことによるショックと恥ずかしさから仕事を辞めたと周囲に思わせるように企むのだが…

 

 

最終段落より

最後に蠣太と小江との恋がどうなったかが書けるといいが、昔の事で今は調べられない。それはわからず了いである。

 この終わり方好きです(笑)

 

 

 話が脱線してしまいますが、「小僧の神様」の終わり方も好きです(笑)

――とこう云う風に書こうと思った。然しそう書く事は小僧に対し少し残酷な気がして来た。それ故作者は前の所で擱筆する事にした。

 あえてこの段落は無くても締まりとしては、十分なのに最後に書くあたりが好きです。

 

 

 またまた、脱線ですが、「好人物の夫婦」の細君が良人の旅行に反対しているところより

「貴方がそんな事をしないとはっきり云って下されば少し位淋しくてもこの間から旅行はしたがっていらしたんだから我慢してお留守しているんですけど」

きっとそんな事を仕ようと云うんじゃないよ。仕ないかも知れない。そんなら多分しない。なるべくそうする。――然し必ずしも仕なくないかも知れない

「それ御覧なさい。何云ってらっしゃるの。いやな方ね」

 

 いやいや、浮気をしないで欲しいって言われているんだから、嘘でもしないって言えばいいところをあえてこう返すところがまた、何とも言えないです。

 

ほとんど赤西蠣太に触れなかったですが、結論としては、志賀直哉作品はどれも好きです(笑)