三流大学、理系学生が読んだ書物を語る

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賑やかな日常~さくら荘のペットな彼女2~

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 今回は、「さくら荘のペットな彼女2」について、感想を綴ります。(注意:ネタバレあり)
 さくら荘の2巻目です。

 

前回までのあらすじ

 さくら荘に島流しになった、空太が個性的な面々と濃い日常を過ごしていた。そんな中、二年生の春、先生からお遣いクエストを言い渡されて、駅で写真の少女を待っていた。「ねぇ、あなたは何色になりたい?」写真の少女、椎名ましろとの出会いはここから始まった。
 ましろは、生活破綻者で空太が飼い主として、指名される。空太は、ましろの凄さを知る。さくら荘で自分だけ「何もない」ことを気にして、さくら荘を出ることを決意する。さくら荘を出る準備をしていた空太は、ましろが書いた漫画が落選したと知るとホッとした。それが、情けなくなり…。
 何だかんだあり、「マジになる」ことを決心し、さくら荘に残る。進学やゲーム作りを本気で決意して、物語は進行していく。

 

賑やかな日常

 夏休み初日、空太とましろは、対面していた。原因は、ましろ「追試」。あろうことか、ましろは、全科目0点という、天才的な結果を残していた。追試は、明日に迫っている中、空太とましろの会話から物語は始まります。
 空太はゲーム制作、ましろは漫画、と賑やかな日常を過ごしている二巻です。そんな中、さくら荘に新たな住人が加わります。真面目で声優志望の青山七海が家賃を払えずに引っ越してきました。真面目な七海が、空太とましろの関係を正そうと、ましろ当番を引き受けます。これが後々問題を起こします(笑)

 

お気に入りの場面

  七海が、さくら荘に来る宣言を受けて、空太がましろに約束を取り付けようとする場面

「このメロンパンをあげる代わりに、俺とひとつ約束をしよう」
「約束するわ」
「まだ、なにも言ってねぇよ!」
「……」


 この漫才が良いですね。この後の、「ほふる」は笑いました。唐突のプランCは、ましろだからこその提案ですね(笑)
 この掛け合い漫才が「さくら荘」の面白いところでもあります。ライトノベルって会話で進行することが多いからこそ、会話が魅力的なんだなと感じます。他にも面白い掛け合いがあるのですが、割愛します。読んで頂きたいので。

 

唐突にそびえ立つ壁

 七海は、さくら荘に引っ越してきてから、ましろ当番、バイト、芝居の稽古と、目まぐるしく日常を過ごしていました。あろうことか、芝居の発表当日は、体調不良のまま参加して、散々な結果。
 励まし会を歓迎会と称して、無断で学校のプールで開催します。歓迎会を開くあたり、仁と美咲の良さが出ていますね。こんな先輩たちがいたら、一生の付き合いになりそうですね。
 話は変わり、空太も壁にぶつかります。ゲーム企画オーディションの書類選考を通過して、当日プレゼンをします。結果はこちらも散々で、気を落としてさくら荘に戻ります。そこで、ましろとの会話は胸が痛いです。

「こっちは前じゃないぞ」

 これは、キツいですね。こんな言葉、結果を出している人に言うのは、自分は惨めです。って言っているようなもの。読んでいて、感じるものがあります。でも、空太のすごいところは、壁にぶつかっても最後は

結局、悔しさを拭う方法は、努力を続けていく以外にはない。

 この一言が出てくるところ。それでも努力して、結果を求める姿勢が良いですね。ライトノベルって熱いですね。読んでいて面白い。青春臭さがいい味出してます。

 

蛇足的な感想

 空太が挫折したり、七海が挫折したり、それぞれ壁にぶつかりました。青春小説は、成長が根底にあるので、これからどのように成長していくのか、読んでいて、わくわくします。次巻にも期待したいです。

 

 是非、皆さんも手にお取り下さい。

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