三流大学、理系学生が読んだ書物を語る

三流大学、理系学生が読んだ書物を語る

小説、映画、マンガ…etcについて徒然なるままに感想を書いてます。

中3の時、踊り子に惚れた

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 お久しぶりです。今日は、私にとって少し特別な本について書きます。

 

 それは、川端康成の「伊豆の踊り子」です。

 

 これを初めて読んだのは、僕が中3の時でした。まぁ、俗に言うところの受験期に模試とテキストの問題でふれて、最後まで読んでみたいと思って読んだんです。

 

 いや~、勉強の疲れ、思春期特有の惚れやすい体質を患っていたこともあって、本気で踊り子に夢中になりました(笑)

 

 現代にも踊り子っているのか、どこで会えるのかなど…

 ネットの力を使って、滅茶苦茶調べた記憶があります(苦笑)

 思春期の『何か』に夢中になった時の底力って凄いですね。

 

 

 ここで一つ言っておきたいことは、

 決して、年下好きってことではないということです。

 

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私が踊り子一行に追いついた場面で

「学生さんがたくさん泳ぎに来るね」と踊り子が連れの女に言った。

「夏でしょう」と、私が振り向くと、踊り子はどぎまぎして、

冬でも……」と、小声で答えたように思われた。

冬でも?」

踊り子はやはり連れの女を見て笑った。

「冬でも泳げるんですか」と私がもう一度言うと、踊り子は赤くなって、非常にまじめな顔をしながら軽くうなずいた。

 

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 はい、ここで惚れました(笑)

 こんな純粋な子は、現代にはいませんね。

 

 ちょうどこの頃、「蛇にピアス」を映画で観たこともあって、異性に対する思いが90度だけ変わったのをおぼえています。(原作は未読)

 今から思い返すと、比較する対象がおかしいですが(笑)

 

 

 踊り子に読み聞かせをする場面、浴場の場面など、踊り子のあどけなさに私の心は射抜かれました。

 

 

 また、印象的な場面として、踊り子が接待することを知り、『私』が妙にそわそわするところです。気になる女性が他の人といると考えると、居ても立っても居られないって気持ちは分かります。

 

  最後、『私』が船で泣く描写は、綺麗に感じました。

 何だかやり切れない気持ちが伝わってきました。

 

 

 この作品だけに限った事ではないですが、川端康成の女性の描写はすごく僕にとって魅惑的であり、中毒性があります。「雪国」になんかと比べると特にメッセージ性があるものではないですが、何度も読みたくなりますね。

 

 未読な方は、ぜひ一読あれ!!

 

 

 

伊豆の踊子 (新潮文庫)

伊豆の踊子 (新潮文庫)

 

 

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