外交官かっこよすぎ~アマルフィ女神の報酬~

かれこれ数年前の青春時代にはまった真保祐一の外交官シリーズの第一弾。英雄ヘラクレスの地で知られているイタリア・アマルフィが舞台の推理小説。 中学時代に夢中になっていたものの映画を某プライムビデオで見つけて観賞したが、当時のことを思い出した。…

森ワールドを堪能~銀河不動産の超越~

『すべてがFになる』の著者、森博嗣のラブコメ⁉作品。 無気力すぎる髙橋と愉快な仲間たちとの物語。特に事件が起こることはないが、会社で出会うお客さんはどの人も個性が強い者ばかり。 自然と髙橋の周りには変わり者が集まり、離れていったと思うと、また…

好きor嫌い~天上の音楽~

『天上の音楽』を読み終えて、思ったことは、これが映画になったら面白そうだということ。 別に天音役が橋本愛じゃなくても実写化希望です。 音楽一家の家族再生物語、結局は、家族は大事だよねって物語。 主人公以外はみんな音楽に生き、音楽中心に生活が成…

突然の目覚め~美しい星~

突然、家族の誰かが『私は宇宙人だ』と言い出したら驚くことだろう。しかもそれが家族全員が違う星の生まれだという。最初はそんな馬鹿げたことと真に受けないはずだ。 だけど、次の日には、兄弟が『私は宇宙人だった』といい、はたまた次の日には自分が『私…

これぞSFラブコメ~世界、それはすべて君のせい~

ある日、大学の映画サークルで活動する貴希は、語学のクラスで一緒のお嬢様・村瀬真葉と言い合いになる。真葉の高飛車な態度が原因だった。教授の仲裁もあり、その場で収まる。 それから数日後に真葉は、何事もなかったかのように貴希のもとに「サークルに参…

さぁ本気を出すときだ~俺はまだ本気出してないだけ~

40歳にして漫画家を目指すべく突然会社を辞めてしまうシズオの潔さが何とも痛快だ。可愛い橋本愛娘がいるのに会社を辞めてしまう。それでも夢をあきらめない生き方がカッコイイと思う。ふと立ち寄った大人の店で娘と鉢合わせるところは不覚にも笑ってしまっ…

何を考えているんだ?~渇き。~

ドラックに暴力、どうしたらこんな世界に首を突っ込めるのだろうか。しかも、高校生でだ。加奈子という人物像が優等生以外に掴めない。それぐらい目まぐるしく物語が進行する。 父と娘の関係がドロドロしていて、気持ち悪かった。最後の最後まで『暴力』が付…

古都と言えば京美人~古都~

京都は特別な雰囲気をまとったところ。いつ行っても市内は落ち着いていて、ほど良い都会度だ。きっと、昔も変わらない雰囲気で今の京都を築いてきたのだろう。華やかさと風情を兼ね備えた京都を、祇園祭の際にはひときわ感じることができるだろうことは、描…

暴力の先にあるもの~セッション~

某プライムビデオで視聴した映画『セッション』、純粋な主人公は、求められたものに対して、ひたすら応えるための努力をする。血が出ようが車の事故で腕が折れていようが、お構いなくドラムスティックを握りしめて、叩く。ジャズの世界で名声を得るために。…

当事者が出てこない~桐島、部活やめるってよ~

映画『何者』に魅せられて、原作を読み、それぞれの人間模様に共感したり、しなかったりした。 そして、次に『桐島、部活やめるってよ』を読んだ。結論、即映画も観ようってなり、Amazonにてレンタルで視聴…… 原作・映画の両方ともめちゃくちゃ面白かった!…

キーワードははい~イエスマン~

某プライムビデオでイエスマンを観た今日この頃。大学の講義も終わり、日夜飲み歩き、二日酔いからか何もやる気が起きなく、一日中映画を見ていた。 何事にも『yes』と答えて、少しずつ人生が明るくなっていく物語。 まずは『肯定する』って姿勢はなかなかで…

電車の中にペンギン!?~ペンギン鉄道なくしもの係~

電車は、多種多様な人、動物が利用するものだ。電車の中では、携帯に集中している人や同僚や友人と会話する者たちがいる。もちろん、私のように読書に勤しむ人もいれば、真面目な学生は教科書、参考書を開いていたりする。 電車の中を見てみると、意外と思い…

その果てには何があるのか~白夜行~

小学生の時、ドラマを見て衝撃的すぎて?筆舌しがたい感情になったことを思い出す。当時、小学生が犯罪に手を染める過程が妙にリアルに思えた。東野圭吾が大好きな友人に本を薦められたことも同時に思い出した。 ドラマを久しぶりに見たら、半日で一気に見終…

一体、自分って?~何者~

映画の「何者」を観て、SNSって本当怖いって思った。今自分がこうしてココに綴っていることも含めて。 何かを感じ、思い、意見する。それもSNS上で行うことについて再確認させられた。 しかし、何はともあれ二宮の観察力には脱藩した。あそこまで、人を分析…

十年前の自分って?~拝啓、十年後の君へ。

十年前の自分は、小学6年生のサッカーボールを追いかけることに夢中になっていた。ただただボールを追いかけていた。この物語に出てくる桐原冬弥の気持ちにちょっと共感してしまった。過去の自分を見ているように感じた。 自分の場合は、高校に入ってすぐに…

えっ、枕って生き物なの?~生物学者山田博士の聖域~

例えば、知人の結婚式で隣席の人が、枕に向かって「どうだい、楽しんでいるかい」なんて言っていたら何を感じるだろうか? つい先ほどまでは、お互いの名前について軽く花を咲かせていた相手が、バックから枕を取り出してだ。 もちろん、アブナイ人のレッテ…

声が聞きたくて~君の色に耳をすまして~

毎日、講義を終えて、サークルに精を出すわけでもなく、バイトが忙しいと言うでもなく、何か没頭している趣味があるわけでもない。つまり、時間を持て余している学生がいる。そこに、先輩の紹介で、ある女子大生と出会う。彼女は声を出せない。筆談で自己紹…

初恋は特別なもの~初恋ロスタイム~

本当に最近は、ライトノベルばかり読んでいる気がする。今回は、仁科裕貴先生の「初恋ロスタイム」について少し感想を。 私は共学出身である。男子校の雰囲気を知らないので、何とも言えないが、大学で工学部に進学して、男子しかいない状況なので、ちょっと…

青春を謳歌するものたちはまぶしい~小説の神様~

相沢沙呼先生による青春小説「小説の神様」の感想を少々綴る。 物語は、中学生でプロの作家としてデビューした高校生が創作できなくなった今日この頃、ふとしたことで同い年の人気作家で隣の席の女の子と共著することになる。共に抱えている問題を補いつつ、…

悲劇の名作~ロミオとジュリエット~

「ロミオとジュリエット」ちくま文庫、松尾和子訳、個人的には松尾和子さんの訳が一番読みやすく感じる。他の方の訳はどうも読みにくい(笑) テンペストもちくま文庫で読んだし… さて、ロミオには嫉妬してしまう、後を追って自殺してくる女性がいるとは。な…

せーので~君の名は。~

最近は、専門書を読む傍ら、行き詰まったら気分転換にライトノベルばかり読んでいる気がする。その中でも、一番話題になっているであろうこの作品。 映画のノベライズということもあってか、書店には、目立つ位置に置かれていた。新海誠の最新作と言うだけで…

何かを感じた~愛の渦~

久しぶりに映画をレンタルしました。「愛の渦」、「重力ピエロ」、「アヒルと鴨のコインロッカー」この三作品を借りて、ビール片手に観ました。 愛の渦を観ていて感じたことがあったのですが、まぁ、単純に言うとエロいな~、でも人間のドロドロした部分もあ…

会社とは何ぞや~ちょっと今から仕事やめてくる~

この本を読み、ブラック企業をザックリと理解した。 兎に角、会社の上司と先輩のクズっぷりがすごい。いつも怒鳴る勢いでしか会話出来ない上司、後輩の営業に横槍を入れる先輩、こんな人たちと同じ空間にいたら、誰だって精神がおかしくなると思った(笑) …

美しい言葉っていいものだ~大和言葉つかいかた図鑑~

現代日本では、日本語に英語に中国語……、他にも多くの言語が飛び交っている。時間が経てば、言葉はその時代に適した形に変化していく。そして、時代を振り返って見るときに、その時代における文化を象徴する要素の一つとなっている。言語の大切さは言うまで…

蹴られたい背中~蹴りたい背中~

なかなか背中を異性に蹴られことはないだろう。しかもそれが愛情たっぷりと詰まった蹴りをだ。 にな川が長谷川さんに蹴られたみたいに僕もとは思わないけれど……、本当に思わないけれども、一度も経験しないのは何か損をした気分になる。愛情表現の下手さ加減…

すごい!の一言~井深大 私の履歴書シリーズ~

ソニーを一代で世界企業へと作りあげた井深大さんの半生記。軍の仕事をこなしていた20代、終戦を向かえ時代が大きく変わるときにソニーの前進会社東京通信研究所を設立。何がすごいと当時の情勢で国民が必要とするものを作り出そうと考えたのがすごい。みん…

こんなお独り様はちょっと羨ましい~ぼっちーズ~

昨今の日本では、お独りさまに優しい社会になりつつある。某大学の食堂には独り席が設けられていたり、ひとりカラオケに始まりひとり焼肉……、ひとり〇〇と肯定的に言われるようになっていたりと独りで楽しめる社会が形成されつつある。 このような社会で青春…

古都に闊歩する獣たち~有頂天家族~

苦学生のくせして、毎年1回は京都に行く。間違えないでほしいのは、「京都に行く」って表現は京都市内ってことです。ちなみに、僕の友人には「京都に行く」=「舞鶴に行く」って人がいます(笑) 行く度、最初に清水寺→六角堂→隣のスタバで休憩→午後はその…

格言・名言2

「スターウォーズ・エピソードⅤ」を観て、出会った言葉です。 「やる」か「やらない」かだ。「やってみる」という選択肢はない。 これは、ヨーダが主人公に向けた言葉です。 逃げ道を作らない、後から言い訳のしようがない生き方がカッコイイですね。

猫愛は誰にも負けない?~猫と庄造と二人のをんな~

誰よりも猫を愛してやまない庄造とその妻、前妻の心情を面白く綴った小説、谷崎潤一郎の短編を最近読みました。感想を少し語ります。 猫にまつわる慣用句には、猫をかぶる、窮鼠猫をかむ、猫の手も借りたいetc… その中でも、「猫可愛がり」という言葉は、庄…

気分は「心」の読後感と同じ~ノルウェイの森~

ノルウェイの森を初めて読んだのは、確か、高校1年の夏だったと記憶している。 その時の感想は、なにこのオ○二ー小説!?って感じだった。 ハルキストの皆さん、下品な表現ですみません。しかし、当時の僕は、純粋に物事を捉えていたのである。 「死」や「…

捨てる力

今回は、天才棋士、羽生善治先生の著書「捨てる力」の感想です。 ひと握りの人しかプロに成ることができない将棋の世界で20代で七冠を達成する人の思考ってどんなんだろう?と思いながら書店で手にしました。 読んでみての感想として、考え方がものすごくシ…

レインツリーの国

今回の感想は、「レインツリーの国」です。著者は有川浩先生です。 この本を初めて読んだのが、三年前なのですが、ちょうど高校の考査期間中に読んでいたことを思い出しました。 読み返すきっかけになったのは、文科省のサイトでコラボしている事を見たから…

情報文明の日本モデル TRONが拓く次世代IT戦略

今回は、最近読んだ新書の感想です。これは少し古いものですが、教授に勧められたので読んでみました。 著者は東大教授であられる坂村先生です。ご自身が携わるTRON計画に着手するまでの経緯・計画の内容について書かれています。 ご存知の通りパソコンのOS…

山羊の歌

今回は、たまたま目に付いた詩、中原中也詩集の1篇、「失せし希望」です。 暗き空へと消え行きぬ わが若き日を燃えし希望は。 目次でタイトルに惹きつけられて読みましたが、自分自身がテンションの低い時にこんなに挫折感が漂う詩を読むと精神が病みますね……

格言・名言

今回は、テキストに載っていた格言から The height by great men reached and kept were not attained by sudden flight, But they, while their companions slept, were toiling upword in the night. ---H.W.Longfellow この格言に出会ったのが、ちょうど…

下読み男子と投稿女子

今回は、野村美月先生の「下読み男子と投稿女子」についてです。 この本を読むきっかけになったのは、Amazonのあなたへのオススメで1番上に出てきたからです。ちょうど、金銭的に余裕もあったので買いました… ライトノベルを読むのはこれで2冊目ですが、ラ…

赤西蠣太etc……

今回は、志賀直哉先生の「赤西蠣太」についてです。 この作品を知ったのは、高校か中学かの授業がきっかけだったと記憶しています。 内容としては、醜男である赤西蠣太が仕事を辞めるきっかけとして美人に告白して振られたことによるショックと恥ずかしさか…

熱く生きる

今回は、現役の医師であられる、天野篤先生の著書、「熱く生きる」を読んでの感想です。 天野先生は心臓外科医であり、天皇陛下の執刀医であられる方です。 この本の帯にある、偏差値50からの闘う人生哲学という言葉には驚きました。 偏差値50!? 特定の教…

パレード

今回は、吉田修一先生の「パレード」です。 この作品は、映画や舞台にもなっている作品です。 僕がパレードを読むきっかけになったのは、中学生の時に友達と渋谷に行った時にたまたま映画がやっていて観てみるか、みたいな中学生らしいノリで観たのがきっか…

すばらしい新世界

今回は、オルダス・ハクスリーの小説です。英語で「Breave New World」です。 このタイトルは、シェイクスピアの「テンペスト」(読書済み)の超有名なフレーズからとられています。 「テンペスト」を読んでからこの本を知り、読みました。 うん、テンペスト…

神田川デイズ

今回は、豊島ミホ先生の「神田川デイズ」について感想を書きます。内容としては、大学生のお話です。ぱっとしないトリオやある団体に属してる学生、大学デビューの学生…… と、まぁ、数人の学生の視点で書かれています。今回は、物語の内容についてはもちろん…

さくら荘のペットな彼女

さくら荘のペットな彼女 1 (電撃コミックス) 作者: 鴨志田一,草野ほうき 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス 発売日: 2011/10/27 メディア: コミック クリック: 3回 この商品を含むブログ (8件) を見る 今回は、僕が友達に薦められて初めて読んだ…

中3の時、踊り子に惚れた

お久しぶりです。今日は、僕にとって少し特別な本について書きます。 それは、「伊豆の踊り子」です。 これを初めて読んだのは、僕が中3の時でした。まぁ、俗に言うところの受験期に模試とテキストの問題でふれて、最後まで読んでみたいと思って読んだんです…

はじめに~趣旨

はじめまして、僕は私立大学の理工学部で電気関連を学んでいる学生です。僕は読書が趣味なのですが、なかなか本の感想や意見を発信する機会がないので、このブログで好きなだけ語りたいと思います。 具体的には、 "Bookman" をキーワードに、一般書、専門書…