三流大学、理系学生が読んだ書物を語る

三流大学、理系学生が読んだ書物を語る

小説、映画、マンガ…etcについて徒然なるままに感想を書いてます。

久しぶりのアニメ、心が晴れた~宇宙よりも遠い場所~

 今回は、アニメ『宇宙よりも遠い場所』について、感想を綴ります。

 

 

 深夜、研究の傍らにプライムビデオを視聴していた時に、観ました。

 ほんと、真っ直ぐな主人公たちが眩しく映りました。何とも言っても、南極へ行くと決めたらそこに向けて全力で努力する姿勢が良いですね。むちゃくちゃな事もやってますが、それを含めて面白いです。

 

 

 高校生の時なんて、部活かバイトか予備校のどれかが大抵の人に当てはまる日常です。しかし、彼女らは、そのどれにも当てはまらない『南極に行く』という選択肢を選びました。これってフィクションでもすごいことだと思います。無数にある選択肢から部活、バイト、予備校以外を選ぶ意志に憧れます。

 

 

 お気に入りのシーンとして二つあります。一つ目は、主人公の玉木マリが、決意して『南極に行く』と告げるシーンです。真っ直ぐで可愛いと思いました。

 そして、二つ目は、小淵沢報瀬が南極に降り立った時に「ざまあみろ。」って放つところです。凄く、スッキリとしました。周りから『南極少女』なんて馬鹿にされて、それども成し遂げた姿に感動しました。このシーンが一番好きなところと言ってもいいぐらいです。

 今までの自分とは決別した感じが良かったです。フィクションだとしても応援したくなりました(笑)

 

 

 結果として、簡単に高校生たちが南極に行けるのはどうかとして、行けそうにない高校生たちが、がむしゃらにもがく姿が描かれていたところも楽しめました。プロセスって大事だなあと感じました。(ひたむきな努力も大事だと思いました)

 なぜ南極に行きたいのか、そのために必要なことは何なのか…などを明確化しているのは、見習いたいと思います。そして、実行する姿勢も見習いたいですね。高校生でこの姿勢を身に付けているって最強ですよね。

 

 

  それはそうと、南極に行くまでの道のりって、大変なんだなぁと思いました。

 特に、船で揺れるシーンは、キツそうだなと思いました。四六時中、揺れて、寝ることも出来そうにないって、つらいですね。「大変なんだなぁ」とそれ以外の言葉が見つかりません(笑)

 

 

 話は変わって、タイトル『宇宙よりも遠い場所』 ってイイですよね。

タイトル名は2007年昭和基地に招待された元宇宙飛行士毛利衛が「宇宙には数分でたどり着けるが、昭和基地には何日もかかる。宇宙よりも遠いですね」と話したことに由来する。

                  宇宙よりも遠い場所 - Wikipedia より

 

 だそうです。

 毛利衛さんが言うと、カッコイイですね(笑)

 宇宙にも行って、南極にも行けてしまう毛利衛さんがただ者ではないですね。どちらも行きたいとは言いませんが、どちらかには、死ぬまでに行ってみたいものです。 

  

 

 

アルゴリズムを理解しよう~離散数学「ものを分ける理論」~

 今回は、ブルーバックスの『離散数学「ものを分ける理論」』について、感想を綴ります。
 感想というと、ちょっと可笑しいですね。(笑)
 
 
 離散数学とは
原則として離散的な(言い換えると連続でない、とびとびの)対象をあつかう数学のことである。 有限数学あるいは離散数理と呼ばれることもある。
                  出典https://ja.wikipedia.org/wiki/離散数学
 
 
 アルゴリズムは、プログラムを書く時に非常に重要な要素です。プログラムを書く前に最適なアルゴリズムを選択することで、計算数が少なく、問題を処理できる時短に繋がる場合が往々にしてあります。
 
 
 本書では、『ものを分ける』ときの最適なアルゴリズムを選択することに着目したものとなっています。ケーキの切り方などについて、分かり易く解説されています。計算式がほとんど出てこないので、理系、文系に関わらず理解可能です。
 

スポンサードリンク
 
 
 
 私は、アルゴリズムというと『ハノイの塔』ぐらいしか知らなかったです。お恥ずかしい話ですが。

  問題に対して、最適なアルゴリズムで時短で処理することが、プログラムの世界では求められるのは当然のことです。しかし、私たちは、普段そんなことは意識しないでパソコン・スマホ・その他電子機器を使用してます。

 

 

 優秀な方々が発明したモノを疑問を持つことなく使用しています。これは、私たちが疑問を抱く必要がない程、完璧なアルゴリズムが使用されていると言い換えられます。もちろん、全てがそうではないですがね。(笑)

 

 

 結局、何が言いたいかというと、普段、私たちが便利なモノを使用している裏側の仕組みは、想像以上に重要だということです。知らず知らずのうちに既に与えられた最適なアルゴリズムの上で生活しているという事を認識しなければならないです。時には、この当たり前のアルゴリズムから見直す必要があるのかなと感じました。

 卒業研究が忙しくなってきているからか、物事の本質を問うプロセスを見つめ直す良いきっかけになりました。

 

 

 実践的な学問であるので、どこかで時間をみつけて、離散数学をしっかりと勉強しようかなと思います。まぁ、おそらく当分先の事となりそうですが……

 

 

大学生の理想的な生活~砂漠~

 今回は、伊坂幸太郎先生の『砂漠』について、感想を綴ります。

 書店で、実業之日本社創業120周年記念の新装版を購入して、読みました。

 

 

 読み終えて、感じたことは、こんな仲間たちと学生時代に出会ったら一生ものだよなぁと。

 それぐらい、眩しく感じました。愉快な仲間たちが面白いですし、個性的なメンツです。

 物語の最終、莞爾の一言がまさにピッタリな表現(気持ち)です。

 

照れ臭そうに下を向く彼はどうにも彼らしくなかったが、しばらくして顔を上げ、「本当は、おまえたちみたいなのと、仲間でいたかったんだよな」と口元を歪めた。

 

 

 伊坂作品らしく、青春、ミステリー、恋愛が上手く混じり、終始物語が躍動しています。舞台も仙台ですし。(笑)

 何よりも、西嶋の存在がカオスです。彼がいるだけでも物語を楽しめる重要な要素だと思います。こんな奴いたらきっと、うざいのだろうけど、そうは言っても楽しいんだろうなと。憎めないやつとは、西嶋のことを指すのだろうと思います。出来そうもない事を豪語する。でも、それが西嶋の一番良いところなのかもしれない。東堂と西嶋が結ばれて良かったですよ。

 西嶋の「ぼくは幸い、大学で友達に恵まれた」といったような事を言った場面があります。これを他人に言えることが、西嶋の良さですね。

 

 

 ただ、ホストにはまっていた長谷川さんがどうも受けつけなかったです。(笑)

 実際に長谷川さんがいたら、殴っていただろう 何か問題を起こすことでしょう。それぐらい、嫌な感じです。と言っても、実際に似たような人はいくらでもいそうですがね。この物語の登場人物たちは、実際に存在するような性格の人たちばかりです。

 鳥井とかめちゃくちゃいそうです、北村なんか大学には、一人は絶対に存在するぐらい模範的な達観系男子です。莞爾のような大学デビューしたみたいな感じのやつは、私の周りにもいますし。しかし、東堂さんのような美人はいませんが…

 登場人物や出来事がどれもあり得そうな感じがします。物語を近くに感じます。

 

 

 伊坂作品って、物語を近くに感じたら、ドハマりしてしまう中毒性がありますよね。この『砂漠』も『アヒルと鴨のコインロッカー』と同様です。皆さんも是非、読んでみて下さい。

 

砂漠 (新潮文庫)

砂漠 (新潮文庫)

 

 

やるっきゃない~20代でやっておきたいこと~

 今回は、川北義則先生の『20代でやっておきたいこと』について、感想を綴ります。

 

 

 著者川北義則先生は、大手出版社に勤められていた方で、現在は出版全般をお仕事にされているようです。書店で目に留まり買ったのですが、就活時にこの本を読んでめちゃくちゃ役に立ちました。本書の中で、『仕事のデキる人ほど他人の話をよく聞く』って題があります。

 

 

 就活をしていて、色々な人とお話させて頂いたのですが、上記の意味がはっきりと分かる機会がありました。それは人事の方々とのキャリアマッチング・面接です。こちらの話をしっかりと聞いてくださる方とそうでない方がはっきりとします。

 

 

 そして、話をしっかりと聞いて下さる方とそうでない方ではっきりとした事は、大手(メーカー)の人事の方ほど、こちらのお話を親身になって聞いて頂いた印象を受けました。逆にこちらの話を事務的に聞いて事務的に質問をしてくる方は、中小が多かったです。これはあくまでも、私が受けた企業だけかもしれませんが。

 

 

 ただ、大手の方は仕事がデキる人って印象を受けました。それは、事務的なやり取りが一つもなかったからです。ほんとに本質を見ていると感じました。これから伸びるか、『我々の会社で伸ばせるか、そして貢献してくれるか』と強く感じました。

 

 

 モノ作りの大手メーカーは、即戦力というよりかは、伸びしろ(学んできたロジックがしっかりとしているかなど)を見ている気がしました。逆に中小は、即戦力を必要としているのかなと感じました。これは仕方のないことなのかもしれないですが…

 

 

 話を戻して、本書は、人付き合いから趣味まで広く二十代で身に付けておいたら人生が豊かになるよって感じのありがたい金言の数々が挙げられています。ほんとに、ためになることばかりです。

 

 

 特に、『二十代での読書量が~』って題は、恐ろしく感じます。所謂、教養がないと伸びないという事を言ってます。そして、最初の方で言っている、失敗を恐れるなって題での挑戦することの大切さを合わせると、結局、インプットとアウトプットの重要性を言っていると解釈できます。

 

 

 これは、柳川先生がおっしゃっていることそのものです。

 

mottobungaku.hatenadiary.jp

 結論から言うと、結果を出している方々の思考は、このように自ら進んでインプットとアウトプットをしていると言えます。人それぞれ特徴はありますが、シンプルな思考で、型にはまらず、様々な形でアウトプットをしていると言えます。

 

 

 就活中にこの本を読めて良かったです。何度も読み直して、実践していきたいと思います。 皆さんも是非、読んでみてください。

 

「20代」でやっておきたいこと (知的生きかた文庫)

「20代」でやっておきたいこと (知的生きかた文庫)

 

 

 

面白い研究ばかり~ヘンな論文~

 今回は、サンキュータツオ先生の『ヘンな論文』について、感想を綴ります。

 

 

 著者、サンキュータツオ先生は、芸人でもり、学者(博士)です。(書店でこの著書を手にするまで、知りませんでした(苦笑))

 本書は、世に出されている『ヘンな論文』たちを紹介しています。

 芸人だからなのでしょうか、文章が面白く、分かりやすいです。

 

 

 おすすめは、おっぱいの揺れ、不倫男の頭の中についての論文です。(笑)

 是非とも読んでいただきたいので、 詳しい内容には触れませんが、めちゃくちゃ興味深いです。本気で研究していると考えると、ちょっと笑ってしまうぐらい、ユーモアに溢れた紹介をしています。普通の人からするとくだらないと言われてしまう気がしますが、おすすめです。


スポンサードリンク

 

 

 また、印象に残っている論文では、元高校教諭の塚本浩司先生の論文です。

 高校の先生というと、論文を書くことなんて全くないと思っていましたが、そんな中でもイレギュラーがいるのだと驚きました。

 授業も行い、論文も書いてって、普通じゃできないですよね。ほんとに、凄いと思いました。忙しい中、日常生活のちょっとしたことに疑問を持ち、論文にする姿勢を尊敬します。しっかりと形にし、やり切っている事が凄いです。

 このような先生が中高でいたら、おそらく、みんな物理好きになっていたと思います。別に、私が受けてきた教育について文句があるということではないです。(笑)

 

 

 学び続けることを先生自身が示すって並み大抵の事ではないと思います。(教育と研究を両立するって凡人にはできないことは明らかですからね。)このような方がいる事を知って、『私ももっと頑張ろう!』って思います。

 

 

 終始、世の中には、良く分からない事を研究している方が意外といるんだなと感心してました。工学を学んでいる私からすると何のためになるのか?なんてことを考えてしまいがちです。しかし、純粋な好奇心で探究している姿勢は、学問としての本来あるべき姿なのかもしれないと感じました。もちろん、倫理を無視した探求心は論外ですが。

 

 

 調べたら、『もっとヘンな論文』なるものが出版されており、続編みたいなので、今度読んでみたいと思います。(笑)

 

 

 

ヘンな論文 (角川文庫)

ヘンな論文 (角川文庫)

 

 

 

もっとヘンな論文

もっとヘンな論文