三流大学、理系学生が読んだ書物を語る

小説、映画、マンガ…etcについて徒然なるままに感想を書いてます。

この支配からの~少女は卒業しない~

 朝井リョウの連作短編集『少女は卒業しない』

 久しぶりに、朝井リョウ作品を読んで、やっぱりゆとり世代を上手く描くなと感じた。

 上から目線ですみません。

 ですが、ほんとに、ザ・ゆとり世代の人物描写が上手いと思う。

 

 ゆとり世代最後の教育を受けた者からすると、この作品に出て来る人物たちが、同級生に似た人いたなってなります(笑)

 

 卒業と同時に、廃校になる高校が舞台で、卒業する少女たちは、どこか子供の側面を持ちつも先(将来)を見据えた漠然とした不安?らしき思いを持っている。きっと、誰でも抱えている問題を上手く表現しているのが朝井リョウなのかなと感じた。

 

 地方の高校生の東京への憧れがちらほらと出てきて、やっぱり東京に憧れるのかと思った。

 東京には、様々な人やモノで溢れていて、自分もその中で何かの一員として生活する。東京って埼玉県民からすると、あくまでも仕事や学校で行くイメージで、そこで生活するイメージがないから、東京への憧れって言うほどないと思う。私は、この東京への憧れが理解し難い……

 

 まぁ、東京は置いておいて、少女たちのそれぞれの立場、悩み、からスクールカーストが分かってしまうのも胸が痛む。朝井リョウ、ほんとにスクールカーストを客観的にとらえるのが上手い!(笑)

 

 桐島の時もそうだけど、スクールカースト(決まった立場)での生徒たちの生活状況で物語が読める所も朝井リョウ作品ならではの楽しさがある(笑)

 

 また、もう一度読んだら、しっかりと感想を書きたいと思います。

 

少女は卒業しない (集英社文庫)

少女は卒業しない (集英社文庫)